CADの普及により、図面作成にかける時間が短縮され、流用設計が容易に行えるようになりました。
短時間で大量の図面をデータを扱い、効率を求められる現代の設計者にとって、本当に必要な能力とは何でしょうか。
本当に必要なのは、CADの操作能力以上に、基礎である製図の能力、つまり図面へ正確な定義付けを行う能力なのです。
CADの中でも、2次元CADと3次元CADでは”図面作成プロセス”が異なり、使用してきた設計ツールにより年代ごとにギャップがあります。
この”図面作成プロセス”の違いを知ることで、2次元と3次元のデータの使い分けができるようになり、更にOJTの質の向上も期待できます。
本セミナーは、2次元CAD、3次元CADをお使いの設計者の皆さまに、CADをもっと使いこなしていただくために、製図概念と、2次元CADと3次元CADの勘どころを具体例を挙げながらご紹介します。
そして2次元CADコストの改善につながる無償2次元CADツール、DraftSightもご紹介します。
株式会社ラブノーツ 代表取締役 技術士(機械部門)
カヤバ工業(現、KYB)自動車技術研究所にて、電動パワーステアリングとその応用製品(電動後輪操舵E-HICASなど)の研究開発に従事。グローリー工業(現、グローリー)設計部にて銀行向け紙幣処理機の設計や、設計の立場で海外展開製品における品質保証活動に従事。平成18年4月技術者教育を専門とする六自由度技術士事務所として独立。平成19年1月技術者教育を支援するためラブノーツを設立。主な著書に「図面って、どない描くねん!」「図解力・設計力おちゃのこさいさい」(日刊工業新聞社)など。
3Doors株式会社 CEO 法政大学 デザイン工学部 専任講師 /
SOLIDWORKS社 ソリューション・パートナー
大手オーディオメーカーにて、メカ設計に従事、その後CAD、PLMベンダーでコンサルタントとして多くの製造業で3次元設計やIT化推進に尽力し、多くの実績を顧客と共に挙げた。現在は3Doors株式会社を立ち上げ、3次元設計、SolidWorksに特化した公差設計及び運用、6シグマによる開発プロセス支援、教育やコンサルティングなど、特に3次元化により全社的な最適化を推進することを得意分野としている。
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ご挨拶
ソリッドワークス・ジャパン株式会社 |
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プアな図面が不具合やコスト高を生む
講師: 山田学 株式会社ラブノーツ 代表取締役 技術士(機械部門)
図面は描き方ひとつで信頼性やコストを左右する重要なドキュメントです。
ルールとして正しくても、解釈のし難い図面を描いてしまうと、誤作や無駄な作業が発生するかもしれません。
図面を描く際に注意する事項に、“寸法漏れをなくす”ことがあります。
しかし、寸法漏れがあった場合、加工できないため、すぐに図面の悪さが発覚します。ところが、基準のない寸法指示や寸法公差を忘れた場合、部品は問題なく加工され組めてしまうため、不具合がいつ発覚するかわからないのです。
そう、図面は不具合という時限爆弾を抱えた恐ろしいドキュメントにもなるのです。
2次元CADや3次元CADは、いまや欠かすことのできない重要な設計ツールです。
しかし、製図とは、設計者自身が生み出した部品一つ一つに“魂”を入れる設計作業であると心得なければいけません。
設計者として、ツールに振り回されないよう、設計の基礎である製図の基本を知りましょう!
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休憩 |
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2次元CAD、3次元CADを使った設計の勘どころ
講師: 高橋和樹 3Doors株式会社 CEO 法政大学 デザイン工学部 専任講師 / SOLIDWORKS社 ソリューション・パートナー
2次元CAD、3次元CADによる設計コンサルティングなどを得意とするコンサルタントが、いまさら聞きにくい実際の現場で2次元CADや、3次元CADを“うまく使うための勘どころ“を、ご紹介します。CADを単なるドラフター代わりに使っていませんか?CADの能力を使いたおすことで設計業務が劇的に変わります!!
3次元CADって難しいと思っていませんか?
実際の現場で使われる3次元CADの活用方法を実例を交えてご紹介します。
DraftSightのような2次元CADをもっと活用したい、SOLIDWORKSのような3次元CADにも興味がある方に必見です!!
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設計ツールのコスト改善 ~無償2次元CADツールDraftSightのご紹介~
講師: ソリッドワークス・ジャパン株式会社
2次元CADのコストと、実際の効果はつり合っていますか?
「メインツールは3次元CAD、けれど2次元CADも3次元CADと同様、互換性を保つためにはアップグレードが必要…」と互換性を保つために多額のコストをかけていませんか?
DWGデータの編集、作成、印刷、共有―、最低限の機能は妥協できないけれど、2次元CADのコストを見直して3次元CADや他のツールへの投資を増やしたい、そんなご要望にDraftSightがお応えします。
このセッションではDraftSightの概要と、活用方法をご紹介します。
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