ハーネス エントリ
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概要
このダイアログを使用すると、設計者はハーネス エントリ オブジェクトのプロパティを指定できます。ハーネス エントリは、ハーネス コネクタ内に配置される電子設計プリミティブです。ハーネス エントリは、より高度なシグナル ハーネスを形成するために、ワイヤやバスなどのシグナル ハーネスを使用してシグナルが連結される接続点です。シグナル ハーネスを使用すると、異なるシグナルを論理的にグループ化して、デザインの柔軟性を高め、合理化することができます。
アクセス
配置中にハーネス エントリ(Harness Entry)ダイアログにアクセスするには、Tab キーを押します(ハーネス エントリがまだカーソル上にフローティングしており、ハーネス コネクタの境界内にある間)。
配置後には、次のいずれかの方法でダイアログにアクセスできます。
- 配置されたハーネス エントリ オブジェクトをダブルクリックします。
- ハーネス エントリ オブジェクトにカーソルを置き、右クリックして、コンテキスト メニューからプロパティ(Properties)を選択します。
オプション/コントロール
- テキストの色(Text Color) - 標準の色を選択(Choose Color)ダイアログを使用し、色サンプルをクリックして、ハーネス エントリのテキスト色を変更します。
- テキスト スタイル(Text Style) - このフィールドを使用して、バス構文が使用されている場合の、ハーネス エントリのテキストの表示方法を指定します。次のオプションから選択します。
- すべて(Full) - ネット識別子情報をすべて表示する場合は、このオプションを選択します。たとえば、N[0..7] ネット識別子文字列は N[0..7] と表示されます。
- プレフィックス(Prefix) - 括弧で囲まれた部分は無視し、ネット識別子のプレフィックスのみを表示する場合は、このオプションを選択します。たとえば、N[0..7] ネット識別子文字列は N と表示されます。
- テキスト フォント(Text Font) - このコントロールには、2 つの役割があります。1 つ目は、テキストに対して現在選択されているフォントのフォント名(Font Name)、フォント サイズ(Font Size)およびフォントのスタイル(Font Style)を反映することです。2 つ目は、クリックされたときに、必要に応じてフォントを変更するために使用できる、標準のフォント(Font)ダイアログへのアクセスを提供することです。
プロパティ
- 名前(Name) - ハーネス エントリの現在の名前。この名前は、このハーネス エントリを親ハーネス コネクタ内で一意に識別します。同じハーネス コネクタ内のすべてのエントリが一意である必要があります。
- ポジション(Position) - ハーネス コネクタの上部を基準とした、ハーネス エントリの現在の位置。ハーネス エントリをさらに下に移動するには、大きい値を入力します。
- ハーネス タイプ(Harness Type) - このフィールドは、設計内の特定のシグナル ハーネス システムのハーネス タイプを指定するために使用します。ワイヤまたはバスがハーネス エントリに接続されている場合、これは通常空白のままで、別のシグナル ハーネス自体が接続されている場合にのみ使用されます。ハーネス タイプ自体は、関連するハーネス定義ファイルに手動で定義するか、ハーネス コネクタのプロパティの一部として定義します。関連付けられているドロップダウンに、アクティブなプロジェクトのソース回路図ドキュメントにわたって検出された、現在定義されているすべてのハーネス タイプが一覧表示されます。
- ロック(Locked) - ハーネス エントリのグラフィカルな編集を禁止するには、このオプションを有効にします。