PCB エディタ - 全般

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プリファレンス（Preferences）ダイアログの PCB エディタ（PCB Editor） - 全般（General）ページ。

概要

プリファレンス（Preferences）ダイアログの PCB エディタ（PCB Editor） - 全般（General）ページには、PCB ワークスペース内の PCB エディタに関する一連の構成コントロールが用意されています。

アクセス

PCB エディタ（PCB Editor） - 全般（General）ページは、メインプリファレンス（Preferences）ダイアログ（ファイル（File） | システム プリファレンス（））の一部であり、このページにアクセスするには、このダイアログの左側ペインにある PCB エディタ（PCB Editor）フォルダの下の全般（General）エントリをクリックします。

オプション/コントロール

編集オプション 

• 中心にスナップ（Snap To Center） - このオプションを有効にした場合は、オブジェクトを選択したときに、カーソルがそのオブジェクト上の定義済み参照点に自動的にジャンプして、その点でオブジェクトを「つかんで」移動できます。フリー パッドまたはフリー ビアを移動するとき、カーソルはそのオブジェクトの中心にスナップします。コンポーネントを移動するとき、カーソルはそのコンポーネントの参照点にスナップします。トラックのセグメントを移動するとき、カーソルは頂点にスナップします。このオプションを無効にした場合は、オブジェクトを選択した点が、オブジェクトを「つかむ」位置となります。

• スマート コンポーネント スナップ（Smart Component Snap） - このオプションを有効にした場合は、コンポーネントをクリックして選択すると、カーソル位置から最も近いこのコンポーネントのパッド上に十字カーソルが表示されます。このオプションを無効にした場合は、コンポーネントをクリックすると、常に、そのコンポーネントのパッドの参照点上に十字カーソルが表示されます。

• オンライン DRC（Online DRC） - このオプションを有効にすると、ユーザーの作業中にすべての PCB 設計ルールをSOLIDWORKS PCBがインターラクティブに（オンラインで）監視し、ルール違反が直ちにハイライト表示されます。このオプションを無効にした場合は、作業中にデザイン ルール違反はハイライト表示されません。違反をハイライト表示するには、デザイン ルール チェックを手動で実行する必要があります。

自動パニング オプション

• スタイル（Style） - このフィールドでは、ドキュメント自動パニングのスタイルを設定します。自動パニングを有効にした場合は、任意の編集操作時に十字カーソルがアクティブな状態で、ドキュメント表示ウィンドウのいずれかの端を通過するようにカーソルを動かすと、そのドキュメントが該当する方向にパンされます。次のスタイルを使用できます。
  • Disable - 自動パニングが無効化されます。
  • Re-Center - カーソルがメイン デザイン ウィンドウの端に接触すると、その接触位置が表示の中心となるように再設定されます。さらに、基板上のカーソル位置を基準にしてカーソル位置が保持されて、カーソル位置が表示の中心に戻されます。
  • Fixed Size Jump - ステップ サイズ（Step Size）の値によって定義されたステップを単位として全体的にパンされます。Shift キーを押したままにすると、シフト ステップ（Shift Step）の値によって定義されたステップを単位としてパンされます。
  • Shift Accelerate - ステップ サイズ（Step Size）の値によって定義されたステップを単位として全体的にパンされます。Shift キーを押したままにすると、シフト ステップ（Shift Step）の値によって定義された最大ステップ サイズを上限として、パニングが高速化されます。
  • Shift Decelerate - シフト ステップ（Shift Step）の値によって定義されたステップを単位として全体的にパンされます。Shift キーを押したままにすると、ステップ サイズ（Step Size）の値によって定義された最小ステップ サイズを下限として、パニングが低速化されます。
  • Ballistic - 表示ウィンドウの端を超えてカーソルを動かした距離に応じて、パニングはステップ サイズ（Step Size）の値からシフト ステップ（Shift Step）の値まで増大します。Shift キーを押したままにすると、シフト ステップ（Shift Step）の値によって定義されたステップを単位としてパンされます。
  • Adaptive - （デフォルト）カーソルが PCB ウィンドウの端に達すると、パニングの速度は一定になります。パニングが実行されている領域にデザイン オブジェクトがない場合は、カーソルの速度は低下します。
• 速度（Speed） - 現在の自動パニング速度が表示されます。このフィールドを編集して速度を変更できます。速度値は、ピクセル/秒（Pixels/Sec）オプションまたは mil/秒（Mils/Sec）オプションに従って設定されます。
• mil/秒（Mils/Sec） - このオプションを選択すると、自動パニングの速度単位が mil/秒に設定されます。秒当たりの mil 数は、速度（Speed）フィールドで設定します。

• ピクセル/秒（Pixels/Sec） - このオプションを選択すると、自動パニングの速度単位がピクセル/秒に設定されます。秒当たりのピクセル数は、速度（Speed）フィールドで設定します。 

その他

• 回転ステップ（Rotation Step） - スペースバーを押したときに、カーソル上にフローティング状態で表示されているオブジェクトが回転される量が度数で表示されます。このフィールドを編集して角度（デフォルトは 90°）を変更できます。最小角度解像度は 0.001° です。オブジェクトがカーソル上にフローティング状態で表示されているときにスペースバーを押すと、そのオブジェクトが指定された角度だけ反時計回りに回転されます。Shift キーを押したままスペースバーを押すと、時計回りに回転されます。
• カーソル タイプ（Cursor Type） - 「操作」カーソルの形状を定義します。このカーソルは、任意の編集操作（オブジェクトの配置や移動など）を実行するときに表示されます。クリックして、リスト内のカーソル タイプを表示して選択します。使用可能なカーソルは次のとおりです。
  • Large 90 - カーソルは、画面の端から端まで引かれた交差する水平線と垂直線によって表現されます。
  • Small 90 - 角度が 90° の小さい十字カーソル（+）。これがデフォルトです。
  • Small 45 - Small 90 と似ていますが、十字線の角度は 45°（X）です。
• コンポーネント ドラッグ（Comp Drag） - コンポーネントをドラッグしたときに、接続されたトラックがどのように処理されるかを指定します。コンポーネントをドラッグするには、メニューからツール（Tools） | 移動（Move） | ドラッグ（Drag）を選択してから、ドラッグするコンポーネントをクリックします。クリックして、リスト内のオプションを表示して選択します。使用可能なオプションは次のとおりです。
  • None - コンポーネントをドラッグすると、そのコンポーネントのみが移動します。アタッチされていたトラックは切り離され、元の場所に残ります。
  • Connected Tracks - コンポーネントをドラッグするとき、接続されたトラックはそのコンポーネントにアタッチされたままになります。

Space Navigator オプション

• ロールを無効（Disable Roll） - このオプションを有効にすると、Space Navigator 機能が無効になります。

モデル

モデル検索パス（Model Search Paths）ボタンをクリックすると、モデル検索パス（Model Search Path）ダイアログが開きます。

• このダイアログのメイン領域には、現在の STEP モデル ファイル検索パスが一覧表示されます。ここに表示されるパスには、3D ボディ（3D Body）ダイアログで 3D STEP モデル ファイルをリンクする際に含まれるデフォルト フォルダが含まれています。これらのフォルダに格納されている STEP ファイル（*.stp、*.step）に対する変更はソフトウェア側で監視されるため、これらのフォルダは「監視」されていると見なすことができます。
• パス（Path）フィールドの をクリックすると、フォルダの参照（Browse for Folder）ダイアログで適切なフォルダを探して選択して、追加（Add）ボタンをクリックしてそのフォルダをモデル検索パス リストに追加できます。STEP モデルをコンポーネント フットプリントまたは PCB ドキュメントにリンクするときには、常に、モデル検索パス（Model Search Path）ダイアログのリストに表示されているフォルダがデフォルトで表示されます。STEP モデル ファイルのために、共通または一元的な保管場所を使用するという概念は、特にマルチユーザー環境において有益です。
• 追加（Add） - クリックして、参照バーに現在表示されているフォルダをモデル検索パス リストに追加します。
• 削除（Delete） - クリックして、現在選択されているフォルダをモデル検索パス リストから削除します。

メートル単位表示精度 

• 桁（Digits） - メートル単位値の小数点以下に表示する有効桁数を指定します。最終桁は必要に応じて四捨五入されますが、システム内の計算は常に基本システム精度で実行されます。たとえば、初期値が「5.254667」として計算された場合は、次のように表示されます。
  • 3 桁の精度では「5.255」。
  • 4 桁の精度では「5.2547」。
  • 5 桁の精度では「5.25467」。

一時メッシュ データ 

3D モデルが初めて使用または作成されたときは、メッシュ データが表示目的のために計算されます。このデータは保存されて、そのモデルが必要になるたびに再利用されます。このようにしてメッシュ データを保管することで、3D ワークスペースでの作業時にシステム パフォーマンスを高めることができます。

• ディレクトリ（Directory） - クリックすると開かれるフォルダの参照（Browse for Folder）ダイアログで、3D モデル メッシュ データが保管されるフォルダを探して選択します。
• 未使用メッシュ データを保持する時間（Time to Keep Unused Mesh Data） - クリックして、3D モデル メッシュ データを保管する最大期間（日数）を選択します（最後の使用日からこの日数が経過すると、メッシュ データが自動的に削除されます）。
• ディレクトリをクリーンアップ（Clean Directory） - クリックすると、一時 3D モデル メッシュ データが保管されているフォルダの内容が直ちに消去されます。