PCB
内容
親ページ: PCB パネル
PCB パネルでは、フィルタが適用されたブラウザを通じて基板オブジェクトおよびアイテムにフルアクセスできます。
概要
PCB パネルでは、現在の PCB 設計を参照するときに、さまざまなフィルタ モードを使用して、どのオブジェクト タイプやデザイン要素を一覧表示、ハイライト表示、または選択するかを決定することができます。また、このパネルでは、特定のオブジェクト タイプやデザイン要素について、編集手順のための専用のコントロールを備えた編集モードを使用できます。パネルに一覧表示されているすべての要素のプロパティにアクセスできます。
パネルへのアクセス
PCB パネルを開くには、表示（View） | PCB | 
ボタンをクリックします。その 2 番目のボタン 
および関連付けられているドロップダウン メニューを使用して、PCB パネルを特定の参照モードで開くこともできます。
パネルは、エディタ スペース内でフローティングするように構成することも、画面の側面にドッキングするように構成することもできます。PCB パネルが、現在、左側にあるドッキングされたワークスペース（Workspace）パネルのグループに含まれている場合は、それらのパネルの下部にある PCB タブを使用して前面に移動します。
PCB パネルが既に開き、ワークスペース パネルにドッキングされている場合は、PCB タブを使用してパネルにアクセスします。
パネルの参照モード
パネルの上部にあるドロップダウン リストで、パネルのモードを選択します。このモードは、ネット、コンポーネント、またはポリゴンを参照するように設定することも、スピリット プレーン エディタ、差動ペア エディタ、またはホールサイズ エディタを使用するように設定することもできます。
上部のプルダウン リストを使用して参照モードを選択します。
いずれのモードでも、パネルの後続の領域でエントリをクリックすると、基本的にそのエントリをスコープとして使用して、フィルタが適用されます。
視覚フィルタリングの設定
デザイン エディタ ウィンドウ内のドキュメントにおける、適用されたフィルタの視覚的な結果は、パネルの上の方にある一連のハイライト コントロールによって決まります。エディタ ビューに適用される効果は、ノーマル（Normal）、マスク（Mask）、または寸法（Dim）に設定できます。実際には、マスク（Mask）のハイライト効果が最もわかりやすくなります。
ノーマル（Normal）/マスク（Mask）/寸法（Dim）のドロップダウン リストには、フィルタが適用されたオブジェクトとフィルタが適用されていないオブジェクトをデザイン エディタ ウィンドウ内で視覚的に対比するためのオプションが用意されています。
マスキング モードのドロップダウン リストを使用して、適用する視覚フィルタのタイプを選択します。
各マスキング モードの視覚的なハイライト効果は次のとおりです。
- ノーマル（Normal） - フィルタが適用されたオブジェクトがデザイン エディタ ウィンドウに表示され、フィルタが適用されていないオブジェクトの外観は変わりません。
- マスク（Mask） - フィルタが適用されたオブジェクトがデザイン エディタ ウィンドウでハイライト表示され、他のオブジェクトはすべてモノクロになります
- 寸法（Dim） - フィルタが適用されたオブジェクトがデザイン エディタ ウィンドウでハイライト表示され、他のオブジェクトはすべて、それぞれの色を保持しますが、シェイディング表示されます。
視覚フィルタの変更を確認し、エディタ ウィンドウをリフレッシュするには、
ボタンをクリックします。
表示の制御
マスク（Mask）表示モードでは、フィルタが適用されていない（選択されていない）オブジェクトはモノクロで表示されます。背景（ハイライト表示されない）オブジェクトのコントラストを設定するには、表示（View）タブのハイライトとマスク編集（Highlight & Edit Mask）グループにあるマスク レベル（Mask Level）スライダ コントロールを使用します。
また、薄暗（Dim）表示モードでは、フィルタが適用されていないオブジェクトはそれぞれの色を保持しますが、影付き表示されます。フィルタが適用されたオブジェクトとフィルタが適用されていないオブジェクトの間のバランスを設定するには、表示（View）タブのハイライトとマスク編集（Highlight & Edit Mask）グループにある 薄暗レベル（Dim Level）スライダを使用します（上の画像を参照）。
ボタンを使用すると、ハイライト表示を解除できます。
フィルタ オプション
パネルの 3 つのチェックボックスでは、次のフィルタ操作が適用されます。
- 選択（Select） - 有効にすると、フィルタが適用されたオブジェクトがワークスペース内で選択されます。
- ズーム（Zoom） - 有効にすると（デフォルト）、フィルタが適用されたオブジェクトがデザイン エディタ ウィンドウの中央に拡大表示されます（可能な場合）。フィルタが適用されたオブジェクトの拡大に使用するズーム ファクタを調整するには、
ボタンを使用します。 - 既存のクリア（Clear Existing） - 有効にすると（デフォルト）、新しいフィルタを適用する前に、既存のフィルタがクリアされます。このオプションを無効にすると、既存のフィルタを拡張できます。基本的には、既存のフィルタに加えて新しいフィルタを適用することにより、フィルタの適用範囲をさらに絞り込むことができます。
これらのオブションを任意に組み合わせて有効にすることができます。たとえば、フィルタが適用されたすべてのオブジェクトをデザイン エディタ ウィンドウで中央に拡大表示し、選択された状態にすると同時に、他のデザイン オブジェクトにはマスキングを適用して目立たなくすることができます。
ボタンを使用すると、現在適用されているフィルタを無効にすることができます。デザイン ワークスペース内のすべてのオブジェクトが完全に表示され、選択/編集可能になります。フィルタを再度適用するには、 ボタンをクリックします。
パネル ミニビューア
PCB パネルの下部セクションにはカレント ドキュメントのミニビューアが用意されており、現在の基板デザインのイメージがウィンドウの中央に表示されます。デザイン エディタ ウィンドウに現在表示されている領域を示す、白い表示ボックスがイメージ上に配置されます。PCB パネルのフィルタの選択内容に応じてエディタの表示が自動的にパニングおよびズームされると、それに応じて、基板の表示領域を示すようにボックスが移動および拡張されます。
ミニビューアでは、メイン エディタ ウィンドウの状況を反映するように、ウィンドウのパニングとズームが自動的に行われます。
エディタの水平および垂直スクロールバーまたは右クリックによるパニング用の手のひらカーソルを使用して、デザイン エディタ ウィンドウでドキュメントを手動でパニングしたときにも、それに応じてパネルの表示ボックスが移動します。逆に、ミニビューア内で表示ボックスを移動（クリックしてドラッグ）すると、それに応じて、デザイン エディタ ウィンドウのドキュメントが現在のズーム レベルでパニングします。
デザイン エディタ ウィンドウでズームインまたはズームアウトすると、それに応じて、パネル ミニビューア内で表示ボックスのサイズが変わります。逆に、ミニビューア内で表示ボックスのいずれかの頂点をクリックしてドラッグすることにより、そのサイズを変更すると、デザイン エディタ ウィンドウでドキュメントのズーム レベルが変わります。表示ボックスのサイズが小さくなるにつれて、実際のドキュメントのズーム レベルは大きくなります。
ネットの参照
PCB パネルのドロップダウン リストからネット（Nets）を選択します。パネルの 2 つのメイン リスト領域がオブジェクト階層を反映して変更され、上から次の順序で表示されます。
- 基板デザインで定義されているネット。
- ネット内の個々のプリミティブ アイテム（パッド、ビア、トラック、およびフィル）。
PCB パネルの各領域を使用して、個々のネットからネット アイテム（プリミティブ）へと累積的にフィルタを選択できます。
ネットまたはネット プリミティブ アイテムのエントリを右クリックし、関連付けられたコンテキスト メニューからプロパティ（Properties）コマンドを選択すると（またはエントリを直接ダブルクリックすると）、関連するプロパティ（Properties）ダイアログにアクセスし、選択したネットまたはアイテムのプロパティを表示または変更することができます。
パネルのネット アイテム（Net Items）領域に各ネット アイテム タイプが表示される/含まれるかどうかは、ネット（Nets）またはネット アイテム（Net Items）領域からアクセスする右クリック メニューで、それぞれに対応するオプションが有効になっているかどうかに基づきます。
ネットまたはネット アイテムのエントリを右クリックして、表示するアイテムを選択します。
実際には、パネルのリストでエントリをクリックすると、そのエントリに基づいてフィルタが適用されます。（デザイン エディタ ウィンドウにおける）選択内容の視覚的な結果は、有効にしたハイライト方法（マスク（Mask）/寸法（Dim）/ノーマル（Normal）、選択（Select）、ズーム（Zoom））によって決まります。標準の Shift + クリックおよび Ctrl + クリック手法を使用して、各領域で複数のエントリを選択できます。
複数のネットが選択され、表示モードはマスク（Mask）に設定されています。
コンポーネントの参照
パネルをコンポーネント（Components）モードに設定するには、パネルの上部にあるドロップダウン リストからコンポーネント（Components）を選択します。パネルの 2 つのメイン リスト領域がオブジェクト階層を反映して変更され、上から次の順序で表示されます。
- 基板上のコンポーネント。
- コンポーネントを構成する個々のプリミティブ（パッド、トラック、およびアーク）。
PCB パネルの各領域を使用して、個々のコンポーネントからコンポーネント プリミティブへと累積的にフィルタを選択できます。
コンポーネントまたはコンポーネント プリミティブのエントリを右クリックし、関連付けられたコンテキスト メニューからプロパティ（Properties）コマンドを選択すると（またはエントリを直接ダブルクリックすると）、関連するプロパティ（Properties）ダイアログにアクセスし、コンポーネント/プリミティブのプロパティを必要に応じて表示/変更することができます。
パネルのコンポーネント プリミティブ（Component Primitives）領域に各コンポーネント プリミティブ タイプが表示される/含まれるかどうかは、コンポーネント（Components）またはコンポーネント プリミティブ（Component Primitives）領域からアクセスする右クリック メニューで、それぞれに対応するオプションが有効になっているかどうかに基づきます。
コンポーネントまたはコンポーネント プリミティブのエントリを右クリックして、表示するアイテムを選択します。
要約すると、パネルのリストでエントリをクリックすると、そのエントリに基づいてフィルタが適用されます。（デザイン エディタ ウィンドウにおける）選択内容の視覚的な結果は、有効にしたハイライト方法（マスク（Mask）/薄暗（Dim）/ノーマル（Normal）、選択（Select）、ズーム（Zoom））によって決まります。標準の Shift + クリックおよび Ctrl + クリック手法を使用して、各領域で複数のエントリを選択できます。
3 つのコンポーネントが選択され、表示モードはマスク（Mask）に設定されています。
スプリット プレーン エディタの使用
パネルをスプリット プレーン エディタ（Split Plane Editor）モードに設定するには、パネルの上部にあるドロップダウン リストからスプリット プレーン エディタ（Split Plane Editor）を選択します。
パネルのネット/レイヤ（Nets/Layers）セクションに、デザインに現在定義されているすべての内部プレーン レイヤが表示されます。このセクションの分割数（Split Count）列は、対応するプレーン レイヤに存在するスピリット プレーンの数を示します。分割数が 1 の場合は、実質的に、レイヤが分割されていないことを意味し、そのレイヤ自体は単一の分割と見なされます。
内部プレーン レイヤは、レイヤ スタック マネージャ（Layer Stack Manager）ダイアログ（ホーム（Home） | 基板（Board） | 
）でデザインのレイヤ スタックに追加されます。
内部プレーン レイヤの名前は、レイヤ スタック マネージャ（Layer Stack Manager）ダイアログで定義されます。
レイヤ（Layers）セクションでエントリを選択すると、そのプレーン レイヤ上のすべてのスピリット プレーンおよび割り当てられているネットがパネルのスプリット プレーン（Split Planes）領域に読み込まれます。スピリット プレーンに関連付けられているネットのみをこのセクションに表示するには、右クリック メニューで分割面ネットのみ表示（Show Split Plane Nets Only）オプションが有効になっていることを確認します。各エントリについて、ノード数（Node Count）が表示されます。この値は、そのスピリット プレーン リジョンに接続されているパッドおよびビアの総数を表します。
レイヤ（Layers）セクションで選択したエントリに基づいてフィルタが適用されます。（デザイン エディタ ウィンドウにおける）視覚的な結果は、有効にしたハイライト方法（マスク（Mask）/薄暗（Dim）/ノーマル（Normal）、選択（Select）、ズーム（Zoom））によって決まります。標準の Shift + クリックおよび Ctrl + クリック手法を使用して、複数のエントリを選択できます。
パネルのスプリット プレーン（Split Planes）セクションでエントリを選択すると、そのエントリに基づいてフィルタが適用されます。ここでも、フィルタリングの結果は、有効にしたハイライト方法と、パッドまたはビア（あるいはその両方）が表示に関して有効になっているかどうかに応じて異なります。この領域では複数のエントリを選択できます。
この例では、VCC レイヤに 3V3 および 5V0 リジョン分割があります。選択されている 5V0 分割が、ハイライト表示されたリジョン（およびビア）として右側に表示されています。シングル レイヤ モードで表示した状態です。
エントリをダブルクリックして（または右クリック メニューからプロパティ（Properties）を選択して）平面を分割（Split Plane）ダイアログを表示すると、スピリット プレーン リジョンが接続されているネットを変更することができます。デザインについて現在読み込まれているネットのいずれかを選択します。
パネルの分割面のパッド/ビア（Pads/Vias On Split Plane）セクションには、スプリット プレーン（Split Planes）セクションで選択したスピリット プレーン リジョンに接続する各パッドまたはビア（あるいはその両方）が一覧表示されます。エントリが表示されるのは、対応するパッドを表示（Show Pads）またはビアを表示（Show Vias）オプション（あるいはその両方）を右クリック メニューから有効にした場合のみです。
パッドまたはビア エントリを選択すると、そのエントリに基づいてフィルタが適用されます。マスキングが適用されている場合、選択したパッド/ビア エントリがエディタ ワークスペースでハイライト表示されます。スピリット プレーン リジョンを基準としてパッドまたはビアがどこに置かれているかを参照するには、パッド/ビア エントリをクリックする前に、デザイン ワークスペース内でそのリジョンをクリックします。ここでも、リストから複数のエントリを選択できます。
選択したビアが基板の 5V0 スピリット プレーン リジョンでハイライト表示されます（マウスの矢印付近に表示されています）。VCC レイヤがエディタ ビューとして選択されています。
パネルの分割面のパッド/ビア（Pads/Vias On Split Plane）セクションで、パッドまたはビア エントリを右クリックし、プロパティ（Properties）コマンドを選択すると、関連するプロパティ ダイアログが開き、パッド/ビアのプロパティを必要に応じて表示/変更することができます。
リストでビア/パッドを右クリックし、プロパティ（Properties）を選択すると、ビア/パッドのプロパティ ダイアログが開きます。
ポリゴンの参照
パネルを多角形（Polygons）モードに設定するには、パネルの上部にあるドロップダウン リストから多角形（Polygons）を選択します。パネルの 2 つのメイン リスト領域がこれを反映して変化し、上から順に次の情報が示されます。
- 基板デザイン内のポリゴン。
- ポリゴンを構成する個々のプリミティブ（トラック、アーク、およびリジョン）。
PCB パネルで、ポリゴン エントリを右クリックし、プロパティ（Properties）を選択すると（またはエントリを直接ダブルクリックすると）、ポリゴン ポア（Polygon Pour）ダイアログが開き、ポリゴンのプロパティを必要に応じて表示または変更することができます。
同様に、ポリゴン プリミティブ エントリを右クリックし、プロパティ（Properties）を選択すると（またはエントリを直接ダブルクリックすると）、領域（Regions）ダイアログなど、関連するプロパティ ダイアログにアクセスし、プリミティブのプロパティを必要に応じて表示および変更することができます。
PCB パネルの Polygon Primitives 領域に各ポリゴン プリミティブ タイプが表示される/含まれるかどうかは、右クリック メニューからアクセスする、対応する有効化オプションの設定に基づきます。
PCB パネルのリストでポリゴン プリミティブ エントリを選択すると、そのエントリに基づいてフィルタが適用されます。（デザイン エディタ ウィンドウにおける）視覚的な結果は、有効にしたハイライト方法（マスク（Mask）/寸法（Dim）/ノーマル（Normal）、選択（Select）、ズーム（Zoom））によって決まります。標準の Shift + クリックおよび Ctrl + クリック手法を使用して、各領域で複数のエントリを選択できます。
ポリゴンは、トラック、アーク、リジョンなど、複数のプリミティブによって形成されます。上の画像では 2 つのリジョンが選択され、PCB ビューは薄暗（Dim）に設定されています。
ホールサイズ エディタの使用
PCB パネルをホールサイズ エディタ（Hole Size Editor）モードに設定するには、パネルの上部にあるドロップダウン リストからホールサイズ エディタ（Hole Size Editor）を選択します。パネルの 3 つのメイン リスト領域が変更され、上から順に次の情報が反映されます。
- 穴タイプとそのステータスに関する一般的なフィルタリング。
- サイズと形状によって決定されるグループにまとめられた穴オブジェクト。
- 穴オブジェクトの各グループを構成する個々のプリミティブ（パッド、ビア、およびスロット）。
3 つのパネル セクションに、穴タイプ、スタイル、およびステータスに適用される累積的なフィルタが表示されます。
パネルの固有の穴（Unique Holes）セクションでは、適切な列セルに値を入力することによって、穴のグループをまとめて編集することができます。穴サイズ（Hole Size）列に mm 単位で値を入力すると、パッドおよびビアの現在の穴サイズを変更できます。
6 つの一致する穴スタイルのグループを選択して、穴サイズを編集しています。
穴に対応する長さ（Length）、タイプ（Type）、めっき済み（Plated）、および記号（Symbol）のエントリを変更することもできます（該当する場合）。
6 つの一致する穴スタイルのグループを選択して、穴タイプを（丸（Round）から四角（Square）に）変更しています。
PCB パネルの下部のパッド/ビア セクションには、選択した穴グループに属する個々のパッド/ビア オブジェクトが一覧表示されます。リストでオブジェクトを右クリックし、プロパティ（Properties）を選択すると（またはエントリを直接ダブルクリックすると）、そのプリミティブに対応するダイアログが開き、そのプロパティを表示および編集することができます。
PCB パネルのリストでエントリをクリックすると、そのエントリに基づいて累積的なフィルタが適用されます。（デザイン エディタ ウィンドウにおける）この視覚的な結果は、有効にしたハイライト方法（マスク（Mask）/薄暗（Dim）/ノーマル（Normal）、選択（Select）、ズーム（Zoom））によって決まります。このようにすることで、特定のステータスのすべての穴、特定のスタイルやサイズの穴、フィルタが適用されたグループに存在する個々の穴プリミティブ（パッド/ビア）をすばやくハイライト表示することができます。標準の Shift + クリックおよび Ctrl + クリックの機能を使用して、各リスト セクションで複数のエントリを選択できます。
パネルの選択内容に応じてフィルタが段階的に適用され、特定のタイプの穴プリミティブに絞り込まれます。ここでは、上部で選択した「0.75mm および丸（Round）」のグループから 4 つが選択され、表示されています。
3D モデルの参照
PCB パネルを 3D モデル（3D Models）モードに設定するには、パネルの上部にあるドロップダウン リストから 3D モデル（3D Models）を選択します。3D 表示モードに変更するには、表示（View）タブの 3D に切り替え（Switch to 3D）ボタン 
を使用するか、「3」のショートカット キーを使用します。
3D モデル モードにすると、パネルの 2 つのメイン リスト領域に、上から順に次の情報が反映されます。
- 関連する 3D ボディ オブジェクトを持つ特定のコンポーネントまたはフリー モデル（PCB に取り付けられない、固定されていない 3D ボディ）。
- 各コンポーネントまたはフリー モデルの個々の 3D ボディ。
PCB パネルのフィルタ スコープが、コンポーネントからそれを構成するモデル要素へと段階的に絞り込まれ、変更内容が視覚的な結果に反映されます。
パネルのコンポーネント（Components）領域で特定のコンポーネントを選択すると、そのコンポーネントをフィルタのスコープとして使用して、フィルタが適用されます。（デザイン エディタ ウィンドウにおける）視覚的な結果は、有効にしたハイライト方法（マスク（Mask）/薄暗（Dim）/ノーマル（Normal）、選択（Select）、ズーム（Zoom））によって決まります。標準の Shift + クリックおよび Ctrl + クリック機能を使用して、複数のルール エントリを選択できます。
パネルのコンポーネント（Component）領域でコンポーネント エントリをダブルクリックすると（または右クリックしてプロパティ（Properties）を選択すると）、関連するコンポーネント（Component）ダイアログが開き、そのプロパティを詳細に編集することができます。
同様に、パネルのモデル（Models）領域でモデル エントリをダブルクリックすると（または右クリックしてプロパティ（Properties）を選択すると）、関連する 3D ボディ（3D Body）ダイアログが開き、3D ボディのすべてのプロパティを編集することができます。タイプ（Type）は、押し出し（Extruded）、円筒（Cylinder）、球（Sphere）、または汎用 STEP モデル（Generic STEP Model）です。
PCB パネルのモデル（Models）リスト領域からコンポーネントを構成するモデルを選択すると、それに応じて、エディタ ワークスペースのビューでズーム、薄く表示/マスキング、または選択が行われます。
コンポーネントから個々のモデルを選択します。ここでは、コンポーネント LED2 の円筒が選択されています。
PCB パネルを使用して、3D モデルの表示プロパティを選択することもできます。円錐のアイコン 
は、100%（非表示）から 0%（ソリッド）までのさまざまな透明度を 25% 刻みで表します。複数のコンポーネントを選択し、Highlighted Models のオプションを使用すると、それらのコンポーネントに同じ表示コントロールを一度に適用することができます。
選択した円筒モデルを 75% の透明度に設定しています。複数のモデルを選択し、一括して変更することもできます。
3D ボディ表示オプション（3D Bodies Display Options）のコントロールを使用すると、現在のビューの構成を変更しなくても、3D ボディの表示を制御できます。PCB パネルで設定した表示オプションは、ビューの構成の一部として保存されません。
標準の Shift + クリックおよび Ctrl + クリック機能を使用して複数のモデル エントリを選択し、3D モデル ビューや、コンポーネントを構成するベース 3D 要素を完全に制御することができます。
ここでは、LED コンポーネントの円筒（75% の透明度に設定）と球（ソリッド/0% の透明度）の両方が選択されています。
右クリック メニュー
このパネルで使用できるすべての右クリック メニュー コマンドの概要を次に示します。メニューの実際の内容は、パネルの現在のモードや、パネルのどの領域からメニューにアクセスしたかによって異なります。
- すべて選択（Select All） - 右クリック メニューのアクセス元であるパネルのセクション内の全エントリをすばやく選択します
- フィルタをクリア（Clear Filter） - 現在適用されているフィルタをクリアします。デザイン ワークスペース内のすべてのオブジェクトが完全に表示され、選択/編集可能になります
- レポート（Report） - メニューのアクセス元であるパネルのセクションに応じたレポートを生成します。コマンドを起動すると、レポート プレビュー（Report Preview）ダイアログが表示され、さまざまなファイル フォーマットでレポートを参照、印刷、およびエクスポートすることができます
- プロパティ（Properties） - 選択したオブジェクトに対応するプロパティ ダイアログにアクセスします。ダイアログでは、そのオブジェクトのプロパティを表示/変更することができます。たとえば、コンポーネント エントリを選択した状態で、このコマンドを使用すると、関連するコンポーネント（Component）ダイアログにアクセスできます。
- パッドを表示（Show Pads） - 有効にすると、パネルの関連するリスト セクションにパッド エントリが表示されます。たとえば、コンポーネント（Components）モードではコンポーネント プリミティブ（Component Primitives）セクションに、スプリット プレーン エディタ（Split Plane Editor）モードでは分割面のパッド/ビア（Pads/Vias On Split Plane）セクションにパッド エントリが表示されます
- ビアを表示（Show Vias） - 有効にすると、パネルの関連するリスト セクションにビア エントリが表示されます。たとえば、ネット（Nets）モードではネット アイテム（Net Items）セクションに、スプリット プレーン エディタ（Split Plane Editor）モードでは分割面のパッド/ビア（Pads/Vias On Split Plane）セクションにビア エントリが表示されます
- トラックを表示（Show Tracks） - 有効にすると、パネルの関連するリスト セクションにトラック エントリが表示されます。たとえば、ネット（Nets）モードではネット アイテム（Net Items）セクションにトラック エントリが表示されます
- アークを表示（Show Arcs） - 有効にすると、パネルの関連するリスト セクションにアーク エントリが表示されます。たとえば、コンポーネント（Components）モードではコンポーネント プリミティブ（Component Primitives）セクションにアーク エントリが表示されます
- フィルを表示（Show Fills） - 有効にすると、パネルの関連するリスト セクションにフィル エントリが表示されます。たとえば、ネット（Nets）モードではネット アイテム（Net Items）セクションにフィル エントリが表示されます
- 領域を表示（Show Regions） - 有効にすると、パネルの関連するリスト セクションにリジョン エントリが表示されます。たとえば、ネット（Nets）モードではネット アイテム（Net Items）セクションにリジョン エントリが表示されます
- コンポーネント ボディを表示（Show Component Bodies） - 有効にすると、パネルの関連するリスト セクションにコンポーネント ボディ エントリが表示されます。たとえば、コンポーネント（Components）モードではコンポーネント プリミティブ（Component Primitives）セクションにボディ エントリが表示されます
- 文字列を表示（Show Strings） - 有効にすると、パネルの関連するリスト セクションに文字列エントリが表示されます。たとえば、ネット（Nets）モードではネット アイテム（Net Items）セクションに文字列エントリが表示されます
- 分割面ネットのみ表示（Show Split Plane Nets Only） - 有効にすると、スプリット プレーン エディタ（Split Plane Editor）モードのときに、スピリット プレーン リジョンに接続するネットのみがパネルの分割面とネット（Split Planes And Nets）セクションに表示されます
注釈
- 選択したエントリを選択解除するには、Ctrl キーを押しながらクリックします。その領域で選択されているのが対象のエントリのみである場合、この操作を実行すると、フィルタがクリアされます。
- データの複数の列が存在するパネルのセクションでは、列のヘッダーをクリックすることにより、任意の列に基づいてデータをソートすることができます。一度クリックすると、昇順でソートされます。再度クリックすると、降順でソートされます。
- データの列の表示順序を変更できます。列を移動するには、そのヘッダーをクリックし、目的の位置まで水平方向にドラッグします。有効な位置には、2 つの緑の位置矢印が表示されます。