整列ツール
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概要
コンポーネントは、接続とシグナル インテグリティの要件によって定義された電気的な要件を満たすように基板上に配置するだけでなく、アセンブリ プロセス、テストおよび修理中に容易に配置できることも必要となります。これらのすべての要件が満たされるように、コンポーネントを可能な限り、理にかなったグリッドに配置し、常に適切な間隔を空けて整列することは価値があります。コンポーネント以外に、デジグネータやその他文字列のような、他のオブジェクトを整列することも重要になることがあります。
これらの目標の達成を支援するために、すべてのタイプのデザイン オブジェクトに使用できる、数多くの配置ツールや整列ツールがあります。
詳細
選択した一連のオブジェクトを整列するには、ツール(Tools) | 整列(Arrange) | をクリックし、表示されたドロップダウン メニューから必要なコマンドを選択します。
特に注釈がない場合、整列コマンドは次のように動作します。
- 選択したオブジェクトに適用 - 必要な整列コマンドを選択する前に、オブジェクトを選択します。
- 現在のグリッドにオブジェクトを移動 - 整列コマンドのいずれかを適用する前に、グリッドを適切な値に設定します。グリッドは、入力するか、ホーム(Home) | グリッドと単位(Grids and Units) | のドロップダウンで値を選択することによって設定されます。
コマンド | 動作 |
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整列(Align) | オブジェクトの整列(Align Objects)ダイアログが開き、水平方向(Horizontal)と垂直方向(Vertical)の 5 つの整列オプションのいずれかを選択できます。水平方向(Horizontal)と垂直方向(Vertical)の両方を同時に有効にすると、競合が発生し、選択したオブジェクトが重なり合います。 |
コンポーネント テキストを配置(Position Component Text) | コンポーネント テキストの位置(Component Text Position)ダイアログが開き、現在選択されているコンポーネントについて、デジグネータやコメント文字列の自動配置の位置を選択して適用できます。選択された自動配置(Autoposition)オプションは、文字列が手動で再配置されるか、または文字列(String)ダイアログかコンポーネント(Component)ダイアログで自動配置(Autoposition)オプションが変更されるまで、それらのコンポーネントに適用されたままになります。 |
グリッドへ整列(Align To Grid) |
選択された各オブジェクトの参照点を現在のスナップ グリッドに移動します。多くのコンポーネントが幾何的な中心を参照点としてデザインされるため、パッドがグリッドに乗らない可能性があります。このコマンドを実行した後、パッドはグリッドに乗らないままになります。 |
すべてのコンポーネント原点をグリッドに移動(Move All Components Origin To Grid) |
すべてのコンポーネントの参照点を現在のスナップ グリッドに移動します。パッドが現在グリッドに乗っていないコンポーネントは移動しません。 |
左詰め | 左端のプリミティブの外側エッジの X 位置が同じになるように、選択されたオブジェクトを整列させます。最も左のプリミティブを持つオブジェクトが参照として使用されます。 |
右詰め | 右端のプリミティブの外側エッジの X 位置が同じになるように、選択されたオブジェクトを整列させます。最も右のプリミティブを持つオブジェクトが参照として使用されます。 |
間隔を保って左詰め(Align Left (maintain spacing)) | 左端のプリミティブの外側エッジの X 位置が同じになるように、選択されたオブジェクトを整列させます。オブジェクトは、該当するデザイン ルールに違反する位置には移動しません。最も左のプリミティブを持つオブジェクトが参照として使用されます。 |
間隔を保って右詰め(Align Right (maintain spacing)) | 右端のプリミティブの外側エッジの X 位置が同じになるように、選択されたオブジェクトを整列させます。オブジェクトは、該当するデザイン ルールに違反する位置には移動しません。最も右のプリミティブを持つオブジェクトが参照として使用されます。 |
水平中央に整列 | オブジェクトをその中心が整列するように水平方向に移動します。コマンドを選択した後、参照点をクリックして選択するよう求められます。 |
水平方向均等 | 選択されたオブジェクトのうち、左右の端のもの(これらは固定)の間のオブジェクトを水平方向に等間隔で並べます。これにより、移動するオブジェクトがグリッドに乗らない可能性があります。 |
水平方向の間隔を広げる(Increase Horizontal Spacing) |
左端のオブジェクトを除く各オブジェクトが右に移動し、オブジェクト同士が 1 グリッド間隔分ずつ離れます。 |
水平方向の間隔を狭める(Decrease Horizontal Spacing) | 左端のオブジェクトを除く各オブジェクトが左に移動し、オブジェクト同士が 1 グリッド間隔分ずつ近づきます。 |
上詰め | 上端のプリミティブの外側エッジの Y 位置が同じになるように、選択されたオブジェクトを整列させます。最も上のプリミティブを持つオブジェクトが参照として使用されます。 |
下詰め | 下端のプリミティブの外側エッジの Y 位置が同じになるように、オブジェクトを整列させます。最も下のプリミティブを持つオブジェクトが参照として使用されます。 |
間隔を保って上詰め(Align Top (maintain spacing)) | 上端のプリミティブの外側エッジの Y 位置が同じになるように、選択されたオブジェクトを整列させます。オブジェクトは、該当するデザイン ルールに違反する位置には移動しません。最も上のプリミティブを持つオブジェクトが参照として使用されます。 |
間隔を保って下詰め(Align Bottom (maintain spacing)) | 下端のプリミティブの外側エッジの Y 位置が同じになるように、オブジェクトを整列させます。オブジェクトは、該当するデザイン ルールに違反する位置には移動しません。最も下のプリミティブを持つオブジェクトが参照として使用されます。 |
垂直方向中央 | オブジェクトをその中心が整列するように垂直方向に移動します。コマンドを選択した後、参照点をクリックして選択するよう求められます。 |
垂直方向均等 | 選択されたオブジェクトのうち、上下の端のもの(これらは固定)の間のオブジェクトを垂直方向に等間隔で並べます。これにより、移動するオブジェクトがグリッドに乗らない可能性があります。 |
垂直方向の間隔を広げる(Increase Vertical Spacing) | 下端のオブジェクトを除く各オブジェクトが上に移動し、オブジェクト同士が 1 グリッド間隔分ずつ離れます。 |
垂直方向の間隔を狭める(Decrease Vertical Spacing) | 下端のオブジェクトを除く各オブジェクトが下に移動し、オブジェクト同士が 1 グリッド間隔分ずつ近づきます。 |