基板表示ツール
親ページ: コマンド
概要
SOLIDWORKS PCB には、ズームやパニングといった標準の表示コントロール タイプのコマンドとは別に、込み入ったデザイン ワークスペースでの作業に役立つその他のツールが用意されています。シングル レイヤ モードを使用すると、現在のレイヤのオブジェクトのみを表示するようにすばやく切り替えて、可能な限り見やすくすることができます。PCB エディタの多くのパネルでは、フィルタ処理によって、目的のオブジェクトを除くすべてのオブジェクトを薄く表示できます。
SOLIDWORKS PCB は、基板の 2D 表示と 3D 表示の両方に対応しているため、ユーザーは、アセンブルする基板がどのように見えるかを把握できます。PCB エディタは、単にマーケティング用のパンフレットに掲載する画像をキャプチャするだけのツールではなく、リアルタイムの 3 次元コンポーネント クリアランス チェックにも対応しています。
詳細
オブジェクトの配置中など、別のコマンドがまだ実行されているときには、これらのコマンドのいずれかを単独で使用することに加えて、ズームとパニングのショートカットも使用できます。
コマンド | 動作 |
---|---|
ズームイン(Zoom In) | PCB にズームインして拡大表示します。ズーム操作は、現在のカーソルの場所を中心として行われるため、リボンのボタンをクリックした場合は、最適な結果にならない場合があります。 ズームインのショートカットは、次のとおりです。 - PgUp - Ctrl + マウス ホイールの上回転 - Ctrl キーを押しながら右クリックしたまま、マウスを上に移動 |
ズームアウト(Zoom Out) | PCB からズームアウトします。ズーム操作は、現在のカーソルの場所を中心として行われるため、リボンのボタンをクリックした場合は、最適な結果にならない場合があります。 ズームアウトのショートカットは、次のとおりです。 - PgDn - Ctrl + マウス ホイールの下回転 - Ctrl キーを押しながら右クリックしたまま、マウスを下に移動 |
すべてズーム(Zoom All) | ワークスペース内のすべてのオブジェクトが表示されるようにズームします。ショートカットは Ctrl + PgDn です。 |
2D に切り替え(Switch to 2D) | 表示モードを 3D から 2D に切り替えます。ショートカットは 2 です。2D モードでは、ショートカットの L キーを押すと、レイヤの表示/非表示とレイヤの色を構成するための設定確認(View Configurations)ダイアログ(表示(View) | 表示(View) | 3D に切り替え(Switch to 3D) » 設定確認(View Configurations) » 設定確認(View Configuration))が開きます。これらの設定は、基板を現在 2D で表示している場合にのみ使用できます。 |
3D に切り替え(Switch to 3D) | 表示モードを 2D から 3D に切り替えます。ショートカットは 3 です。3D モードでは、ショートカットの L キーを押すと、レイヤの表示/非表示とレイヤの色および透明度を構成するための設定確認(View Configurations)ダイアログ(表示(View) | 表示(View) | 2D に切り替え(Switch to 3D) » 設定確認(View Configurations) » 設定確認(View Configuration))が開きます。これらの設定は、基板を現在 3D で表示している場合にのみ使用できます。 |
設定確認(View Configurations) » 設定確認(View Configuration) | 設定確認(View Configurations)は、色および透明度(3D モードの場合)を含め、表示されているレイヤの現在の設定に割り当てられる名前です。これらは、設定確認(View Configurations)ダイアログで構成します。このダイアログには、2D と 3D の表示モードで異なるオプションおよびコントロールが表示されます。 |
設定確認(View Configurations) » SOLIDWORKS PCB 標準 2D(SOLIDWORKS PCB Standard 2D) | SOLIDWORKS PCB レイヤの表示/非表示と色の標準設定を使用して 2D 表示モードに切り替えます。 |
設定確認(View Configurations) » SOLIDWORKS PCB 3D 黒(SOLIDWORKS PCB 3D Black) | SOLIDWORKS PCB レイヤの 3D 表示モード用の表示/非表示、色および透明度の標準設定を使用して 3D 表示モードに切り替えます。 |
基板を反転(Flip Board) | (手のひらで裏返すかのように)基板を反転させて、裏面を表示します。 |
シングル レイヤ モード | 現在アクティブなレイヤを除くすべてのレイヤを非表示にします。他のレイヤは、そのコンテンツを確認できるようにモノクロで表示されますが、現在のレイヤの表示を妨げることはありません。 |
マスク レベル(Mask Level) # | 淡色表示(Dim)とマスク(Mask)は表示フィルタ モードで、対象のオブジェクト以外のすべてのものが薄く表示され、対象のオブジェクトのみが通常どおりに表示されます。マスク(Mask)モードでは他のすべてのワークスペース オブジェクトが除外され、除外されていないオブジェクトのみが編集可能です。このスライダを使用して、マスクされるオブジェクトがどの程度薄く表示されるかを定義します。 |
淡色表示レベル(Dim Level) # | 淡色表示(Dim)とマスク(Mask)は表示フィルタ モードで、対象のオブジェクト以外のすべてのものが薄く表示され、選択したオブジェクトのみが通常どおりに表示されます。淡色表示(Dim)モードではフィルタが適用されますが、すべてのワークスペース オブジェクトを編集できます。このスライダを使用して、グレーアウトされるオブジェクトがどの程度薄く表示されるかを定義します。 |
クリア(Clear)# | クリア(Clear)ボタンをクリックすると、ワークスペース フィルタ(マスク(Mask)または淡色表示(Dim))が削除されます。ショートカットは Shift + C です。 |
+/-(数値キーパッド) | 次(+)または前(-)のレイヤに移動します。 |
Ctrl + Shift + マウス ホイールの回転 | 次のレイヤ(ホイールを 1 クリック分前方に回転)または前のレイヤ(ホイールを 1 クリック分後方に回転)に移動します。 |
右クリックしてドラッグ | マウスの右ボタンを押したままにしてスライダ ハンド(パニング用の手のひらカーソル) を表示し、ドラッグしてワークスペースのビューを移動します。 |
ワークスペース内で右クリック | ワークスペース内で右クリックして表示(View)メニューにアクセスします。このメニューには、次のようなさまざまなズームタイプのコマンドが含まれています。ボードに合わせる(Fit Board)、表示エリア(View Area)、ズームイン(Zoom In)、ズームアウト(Zoom Out)、選択に合わせる(Fit Selected)、フィルタ適用済みオブジェクト(Filtered Objects)などがあります。 |