選択ツール
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概要
選択は、すべての設計ソフトウェアの中心的機能であり、目的のオブジェクトの迅速な識別、オブジェクトの移動、オブジェクトの削除といった日々の編集タスクによく使用されます。SOLIDWORKS PCBでは、インスペクタ(Inspector)パネルで同時に編集する一連のオブジェクトを定義するためにも使用できます。
詳細
選択は、マウスとキーボード キーを組み合わせた次の方法によって、いつでも行うことができます。
- オブジェクトをマウスの左ボタンでクリックして選択します。既にオブジェクトを選択した状態で新たにクリック操作を行うと、選択済みのオブジェクトが選択解除されます。
- クリックしたままドラッグすることによって矩形を描画し、その矩形内に完全に含まれているオブジェクトをすべて選択します。
- Shift キーを押しながらクリックすることによって、前の選択を維持したままオブジェクトを選択します。
- Ctrl キーを押しながらクリックしてドラッグすることによって、グループ オブジェクトに属するプリミティブ オブジェクトを部分的に選択します。たとえば、コンポーネント内のパッドまたは文字列を選択します。
代わりに、次の選択コマンドを使用することもできます。これらのコマンドにアクセスするには、ホーム(Home) | クリップボード(Clipboard) | をクリックして、次のコマンド メニューを表示します。
コマンド |
動作 |
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類似オブジェクトの検索 | 定義済みのテンプレート オブジェクトと一致するオブジェクトを選択します。コマンドを起動すると、ステータス バーにテンプレート オブジェクトの選択を求めるプロンプトが表示されます。類似オブジェクトの検索に使用するオブジェクトをワークスペース内で単にクリックします。類似オブジェクトの検索(Find Similar Objects)ダイアログが表示されます。このダイアログは 2 つの主要セクションに分かれています。上部のセクションは、テンプレート(または参照)オブジェクトの属性を一覧表示したグリッドで構成され、下部のセクションは、適用(Apply)ボタンまたは OK ボタンをクリックしたときの動作を定義するチェック ボックスのグループで構成されます。元のオブジェクトの各属性を基板上の他のオブジェクトの検索にどのように使用するかを定義します。 |
クロス選択モード | これは切り替えコマンドであり、一度選択すると有効になり、もう一度選択すると無効になります。有効にすると、PCB エディタでコンポーネントを選択するたびに、対応するコンポーネントが回路図エディタで選択されます。 |
エリア内 |
ユーザー定義のエリア内にあるデザイン オブジェクトを選択します。コマンドを起動すると、ステータス バーに選択エリアの定義を求めるプロンプトが表示されます。最初のコーナーをクリックして定義し、マウスを移動して選択エリアのサイズを決定し、2 つ目のコーナーをクリックして定義します。定義したエリア内に完全に含まれるオブジェクトがすべて選択されます。 |
すべて | 基板形状を含め、カレント ドキュメント内のデザイン オブジェクトをすべて選択します。 |
Net |
ネット プロパティが同じオブジェクトをすべて選択します。コマンドを起動すると、ステータス バーに電気オブジェクトの選択を求めるプロンプトが表示されます。オブジェクトをクリックすると、そのオブジェクトに加え、ネット プロパティが同じ他のオブジェクトもすべて選択されます。 |
配線パターン(Connected Copper) | シグナル レイヤ上のオブジェクトのうち、相互に接触しているオブジェクトをすべて選択します。このコマンドを使用すると、基板を横断または通過する配線が選択されます。コマンドを起動すると、ステータス バーにシグナル レイヤ上のオブジェクトの選択を求めるプロンプトが表示されます。オブジェクトをクリックすると、選択したオブジェクトに接続されているオブジェクトもすべて選択されます。このコマンドでは、接続されているオブジェクトが他のシグナル レイヤ上にあっても、パッドとビアを通じて選択できることに留意してください。 |
フィジカル コネクション(Physical Connection) | ネット(接続)内の 2 つのノード間の配線パターンをすべて選択します。コマンドを起動すると、ステータス バーにオブジェクトの選択を求めるプロンプトが表示されます。接続内の任意のオブジェクトをクリックすると、その接続を確立している配線オブジェクトのみが選択されます。パッドは選択されず、2 つの接続を結合するパッドを選択すると、両方の接続が選択されることに留意してください。また、このコマンドでは、接続の一部を形成するオブジェクトが他のシグナル レイヤ上にあっても、ビアを通じて選択できることに留意してください。 |
レイヤ上のすべて | 現在の(アクティブ)レイヤ上にあるオブジェクトをすべて選択します。 |
セレクションの切り替え | 前の選択を解除せず、オブジェクトをインターラクティブに 1 つずつ選択します。コマンドを起動すると、ステータス バーに任意のオブジェクトの切り替えを求めるプロンプトが表示されます。オブジェクトをクリックすると、未選択状態から選択状態に切り替わります。同じオブジェクトをもう一度クリックすると、未選択状態に戻ります。続けて他のオブジェクトをクリックすると、そのオブジェクトが選択セットに追加されます。 |
選択色
デフォルトの選択色を変更するには、基板を 2D で表示しているときに L キーを押します。ビューの構成(View Configurations)ダイアログが開いたら、基板のレイヤと表示色(Board Layers And Colors)タブを選択し、選択(Selections)で色ボックスをクリックして選択色を変更できます。
ポリゴンの選択
選択プロセスを効率化するために、現在のレイヤ上にあるポリゴンのみを選択できます。
積み重ねられたオブジェクトが存在する場合の選択
デフォルトでは、クリック操作を行うと、カーソルの下にあるオブジェクトが選択されます。カーソルの下に複数のオブジェクトがある場合は、目的のオブジェクトを選択できるようにリストが表示されます。
オブジェクトの選択解除
次のコマンドを使用すると、選択済みのデザイン オブジェクトを選択解除できます。これらのコマンドにアクセスするには、ホーム(Home) | クリップボード(Clipboard) | をクリックして、次のコマンド メニューを表示します。
コマンド | 動作 |
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エリア内 | このコマンドを使用すると、選択済みのデザイン オブジェクトのうち、ユーザー定義のエリア内にあるオブジェクトがすべて選択解除されます。コマンドを起動すると、カーソルが十字カーソルに変わり、選択解除エリアの最初のコーナーの選択を求めるプロンプトが表示されます。カーソルで位置を決定し、クリックするか、Enter キーを押して、この最初のコーナーを固定します。次に、2 つ目のコーナーの選択を求めるプロンプトが表示されます。カーソルを動かして選択エリアのサイズを決定し、クリックするか、Enter キーを押して、この 2 つ目のコーナーを固定します。選択済みオブジェクトのうち、定義したエリア内に完全に含まれるオブジェクトがすべて選択解除されます。 |
エリア外(Outside Area) | このコマンドを使用すると、選択済みのデザイン オブジェクトのうち、ユーザー定義のエリア外にあるオブジェクトがすべて選択解除されます。コマンドを起動すると、カーソルが十字カーソルに変わり、非選択解除エリアの最初のコーナーの選択を求めるプロンプトが表示されます。カーソルで位置を決定し、クリックするか、Enter キーを押して、この最初のコーナーを固定します。次に、2 つ目のコーナーの選択を求めるプロンプトが表示されます。カーソルを動かして選択エリアのサイズを決定し、クリックするか、Enter キーを押して、この 2 つ目のコーナーを固定します。選択済みオブジェクトのうち、定義したエリア内に完全に含まれるオブジェクトはすべて選択されたまま残ります。選択済みオブジェクトのうち、このエリア外にあるオブジェクトは、部分的にエリア内にあるものも含め、すべて選択解除されます。 |
すべて | このコマンドを使用すると、カレント ドキュメントで選択済みのオブジェクトがすべて選択解除されます。コマンドを起動すると、カレント ドキュメント上のデザイン オブジェクトがすべて選択解除されます。 |
レイヤ上のすべて | このコマンドを使用すると、現在のレイヤで選択済みのデザイン オブジェクトがすべて選択解除されます。コマンドを起動すると、現在のレイヤで選択済みのデザイン オブジェクトがすべて選択解除されます。 |
フリー オブジェクト(Free Objects) | このコマンドを使用すると、デザイン内で選択済みのフリー プリミティブがすべて選択解除されます。コマンドを起動すると、デザイン内に含まれる選択済みのフリー プリミティブがすべて選択解除されます。 |