物理材料

親ページ: PCB ダイアログ

ビューの構成(View Configurations)ダイアログの物理材料(Physical Materials)タブ。

概要

ビューの構成(View Configurations)ダイアログのこのタブを使用すると、デザイナーは、基板を 3D でどのようにレンダリングするかを構成できます。

アクセス

3D ビュー構成ではこのタブのみを使用でき、ビューの構成(View Configurations)ダイアログ内からアクセスします。このダイアログには、PCB エディタと PCB ライブラリ エディタの両方から次の方法でアクセスできます。

  • 3D レイアウト モードで、メイン メニューから表示(View) | 表示(View) |  » ビューの構成(View Configurations) » ビューの構成(View Configuration)をクリックします。
  • L キーを押します。
3D ビュー関連のタブにアクセスするには、ダイアログにアクセスする前に、ワークスペースが 3D レイアウト モードであることを確認するか、または、ダイアログにアクセスした後、PCB ビューの構成を選択(Select PCB View Configuration)領域で 3D 構成を選択します。

オプション/コントロール

全般

  • ワークスペースの色(Workspace Color) - 3D 背景ワークスペースに使用される色を表します。色見本をクリックすると、色を選択(Choose Color)ダイアログを使用して、必要に応じて色を変更できます。
    • グラジエント(Gradient) - 3D 背景ワークスペースの色の色遷移および方向を制御します。スライド コントロールを中央に設定すると、色遷移が停止し、背景の色は均一なままになります。
  • 基板の厚み(Board Thickness) - PCB の内部を表示するときにレイヤを簡単に区別できるように、3D ビューの垂直方向の倍率を制御します。スライダを右方向にドラッグして、1 倍から 100 倍までの間で垂直方向の倍率を選択します。スライド コントロールの右側に表示される数値は、現在使用されている倍率を表します。たとえば、値が 10.0x である場合、基板が実際の高さの 10 倍であることを示します。
基板レイヤの実際の物理的な厚みを制御するには、レイヤ スタック マネージャ(Layer Stack Manager)ダイアログ(ホーム(Home) | 基板(Board) | )を使用します。
  • 原点マーカーを表示(Show Origin Marker) - 有効にすると、3D 表示モードのときに原点マーカーが表示されます。このマーカーは、X 軸、Y 軸、および Z 軸の 0,0,0 位置を表します。
  • 基板カットアウトを表示(Show Board Cutouts) - 有効にすると、基板カットアウトが 3D ワークスペースに表示されます。
  • ルート ツール パスを表示(Show Route Tool Path) - 有効にすると、ルート ツール パスが 3D ワークスペースに表示されます。
  • 投影(Projection) – 3D ビューの投影を指定します。以下から選択します。
    • パース表示(Perspective) - PCB のより現実的な 3D ビューが必要な場合は、このオプションを選択します。
    • 正投影図(Orthographic) - PCB 上のオブジェクトやテキストについて、周囲のオブジェクトで隠されないようにして、正確な位置を参照する場合は、このオプションを選択します。
投影(Projection)正投影図(Orthographic)に設定すると、PCB 構造内を移動できなくなります。

色と表示

3D 基板について有効にした(表示される)さまざまなレイヤとそのオブジェクトの色のソースを選択します。

  • 現実的な色(Realistic Colors) - より現実的な実世界の色を使用して、オブジェクトをレンダリングします。デフォルトの色のセットが読み込まれ、タブの各レイヤ/オブジェクトの右側に表示されます。このオプションを有効にした場合、(それぞれの色見本を使用して)必要に応じて色を自由に変更できます。
  • 現在のシステムの色を使用してレイヤごとに色付け(Color By Layer Using Current System Colors) - デフォルトの 2D レイヤ色を使用して、オブジェクトをレンダリングします。色のセットが読み込まれ、タブの各レイヤ/オブジェクトの右側に表示されます。これらの色を変更することはできません。

パターン(Copper)は、3D で表示された基板については常に表示されます。その他のレイヤのうち、表示するものを選択します。

  • コア(Core) - 有効にすると、PCB コアが 3D モデルの一部として表示されます。コアは、PCB ウェハの物理的な絶縁体レイヤおよびプリプレグ レイヤを表します。
  • 最上部シルクスクリーン(Top Silkscreen) - 有効にすると、最上部シルクスクリーンが基板の 3D ビューの一部として表示されます。シルクスクリーンは、製造情報、コンポーネントのデジグネータ、輪郭など、PCB ウェハの最上部および最下部に印刷される情報を示します。
  • 最下部シルクスクリーン(Bottom Silkscreen) - 有効にすると、最下部シルクスクリーンが基板の 3D ビューの一部として表示されます。
  • 最上部ソルダー マスク(Top Solder Mask) - 有効にすると、最上部ソルダー マスクが基板の 3D ビューの一部として表示されます。ソルダー マスクは、配線がない基板上の写真またはシルクスクリーン領域、つまり、コンポーネントを PCB に電気的に接続するために使用されない領域を表します。
  • 最下部ソルダー マスク(Bottom Solder Mask) - 有効にすると、最下部ソルダー マスクが基板の 3D ビューの一部として表示されます。
  • レイヤ色 - 現実的な色(Realistic Colors)を使用する場合は、必要に応じて色を変更できます。単に、前述のエントリ(パターン(Copper)を含む)の右側にある色見本をクリックし、標準の色を選択(Choose Color)ダイアログを使用して色を変更します。
  • 透明度(Opacity) - 前述の各オプション(パターン(Copper)を除く)に関連付けられているスライド コントロールを使用して、レイヤの透明度を変更します。不透明度が高いほど、サーフェスを通過する「光」が少なくなります。スライド バーを右に移動すると、不透明度が高くなります。

3D ボディ

  • シンプル 3D ボディを表示(Show Simple 3D Bodies) - このフィールドを使用して、押し出し(シンプル)3D ボディをどのように表示するかを指定します。使用可能な次のオプションから選択します。
    • いいえ(No) - 押し出し 3D ボディは表示されません。
    • はい(Yes) - 押し出し 3D ボディは表示されます。
    • Use System Setting - 押し出し 3D ボディは、プリファレンス(Preferences)ダイアログの PCB エディタ(PCB Editor) - 表示(Display)ページにおけるシンプル 3D ボディを表示(Show Simple 3D Bodies)のシステム設定に従って、表示されるか、または非表示になります。
  • Show STEP Models - このフィールドを使用して、3D STEP モデルをどのように表示するかを指定します。使用可能な次のオプションから選択します。
    • いいえ(No) - STEP モデルは表示されません。
    • はい(Yes) - STEP モデルは表示されます。
    • Use System Setting - STEP モデルは、プリファレンス(Preferences)ダイアログの PCB エディタ(PCB Editor) - 表示(Display)ページにおける、Show STEP Models のシステム設定に従って、表示されるか、または非表示になります。
  • スナップ点マーカーを表示(Show Snap Point Markers) - 有効にすると、STEP モデルのスナップ点マーカーが表示されます。スナップ ポイントは、STEP モデルの特定の頂点への参照です。3 つ以上のスナップ ポイントを追加すると、1 つのスナップ ポイントを絶対参照として、それ以外のスナップ点を整列および平面の参照として使用して、STEP モデルの位置や向きを調整できます。
スナップ ポイントの色は、選択(Selections)のシステムの色に基づきます。より明確に表示する必要がある場合は、(任意の 2D ビュー構成で使用可能な)このダイアログの基板のレイヤと表示色(Board Layers and Colors)タブのシステムの色(System Colors)領域で色を変更します。
  • 軸を表示(Show Axes) - このオプションを有効にすると、3D ボディに定義されている軸がワークスペースに表示されます。
  • システム設定にジャンプ(Jump to system settings) - このリンクをクリックすると、プリファレンス(Preferences)ダイアログの PCB エディタ(PCB Editor) - 表示(Display)ページにアクセスして、3D ボディの表示に関する現在のシステム設定を確認できます。

Components with both Simple and STEP Bodies

STEP モデルと押し出し(シンプル)3D ボディ オブジェクトの両方がコンポーネント フットプリントに定義されている場合、ここの設定を使用して、いずれのタイプを表示するかを指定します。使用可能なオプションは次のとおりです。

  • コンポーネントでシンプル ボディを採用(Prefer simple bodies in components) - 押し出し 3D ボディ オブジェクトのみを表示し、STEP 3D ボディ オブジェクトは表示しません。
  • Prefer STEP in components - STEP 3D ボディ オブジェクトのみを表示し、押し出し 3D ボディ オブジェクトは表示しません。
  • コンポーネントに両方を表示(Show both in components) - 押し出し 3D ボディ オブジェクトと STEP 3D ボディ オブジェクトの両方を表示します。

 

アクティブ ドキュメント内の選択したテキストや画像に関する問題を報告します。