ライン
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概要
ラインは非電気的ポリライン描画プリミティブです。ラインは、グラフィック シンボル、ユーザー定義シートの境界、およびタイトル ブロックを作成したり、回路図をアノテートしたりする場合など、参照情報をドキュメントに追加するために使用します。
入手性
ラインは、回路図エディタと回路図ライブラリ エディタの両方で配置できます。
- 回路図エディタ - メイン メニューからホーム(Home) | グラフィック要素(Graphical Elements) | をクリックします。
- 回路図ライブラリ エディタ - メイン メニューからホーム(Home) | 配置(Place) | をクリックします。
配置
コマンドを起動すると、カーソルが十字に変わり、ラインの配置モードが開始されます。配置は、次の一連の操作を実行して行います。
- クリックするか、Enter キーを押して、ラインの始点を固定します。
- カーソルで位置を決定し、クリックするか、Enter キーを押して、ラインの形状を定義する一連の頂点を固定します。
- Backspace キーまたは Delete キーを使用して、最後に配置したライン セグメントを削除します。
- 最後の頂点を配置したら、右クリックするか、Esc キーを押して、そのラインの配置を完了します。
- さらにライン オブジェクトの配置を続行します。または、右クリックするか、Esc キーを押して配置モードを終了します。
配置モード
ラインを配置する際には、5 つの配置モードがあります。このモードでは、ラインを配置するときのコーナーの作成方法と、ラインを配置できる角度が指定されます。配置時には、次の操作を実行できます。
- スペースバーを押して、90 Degree Up、90 Degree Down、45 Degree Up、45 Degree Down、および任意の角度(Any Angle)の各モードを順番に切り替えます。ラインの配置中は、いつでもモードを変更できます。
- 任意の角度(Any Angle)以外のすべてのモードでは、カーソルにアタッチされたライン セグメントは先行セグメントです。実際に配置するセグメントは、この先行セグメントより優先されます
グラフィック エディット
この編集方法では、配置されたライン オブジェクトをワークスペース内で直接選択し、そのサイズや形状をグラフィカルに変更することができます。
ライン オブジェクトを選択すると、次の編集ハンドルを使用できます。
- A をクリックしてドラッグし、ラインの終点を再配置します。
- B をクリックしてドラッグし、ラインの頂点を移動します。終点は固定されたままになります。
- ライン セグメントをグラブして再配置するには、Ctrl キーを押しながらそのセグメントをクリックしてドラッグします。終点と他の頂点は固定されたままになります。
- 頂点を右クリックして Edit Line Vertex n コマンドを選択すると、ポリライン(PolyLine)ダイアログの頂点(Vertices)タブにアクセスし、選択した
nth
の頂点のエントリを編集できます。 - Ctrl キーを押しながらライン セグメントをクリックし、そのままキーボードの Insert キーを押すと、その位置に頂点が追加されます。
- 頂点をクリックしたままキーボードで Delete キーを押すと、その頂点が削除されます。
ラインが選択されている状態で、セグメントをクリックすると、そのセグメントが個別に選択されます。このラインの「サブ選択」は、関連する編集ハンドルの色が赤になることで区別されます。
その後、インスペクタ パネルを使用して、セグメントの関連する頂点を直接編集できます。変更内容はすぐに回路図に表示されます。
非グラフィカル エディット
非グラフィカル エディットには次の方法を使用できます。
関連するプロパティ ダイアログの使用
ダイアログ ページ: ポリライン
この編集方法では、ポリライン(PolyLine)ダイアログを使用してライン オブジェクトのプロパティを変更します。
このダイアログは、配置中に Tab キーを押すことでアクセスできます。
配置後には、次のいずれかの方法でダイアログにアクセスできます。
- 配置されたライン オブジェクトをダブルクリックします。
- ライン オブジェクトにカーソルを置き、右クリックして、コンテキスト メニューからプロパティ(Properties)を選択します。
矢印またはマーカーとしてのラインの使用
ポリライン(PolyLine)ダイアログには、ラインのスタイルを変更するために使用できるさまざまなオプションが用意されています。開始線形状(Start Line Shape)、終点線形状(End Line Shape)、線形状サイズ(Line Shape Size)、ライン幅(Line Width)、およびライン スタイル(Line Style)の各オプションを使用して、矢印およびマーカーのさまざまなデザインを実現できます。
インスペクタ パネルの使用
パネル ページ: SCH インスペクタ、SCHLIB インスペクタ
インスペクタ パネルを使用すると、デザイナーは、アクティブなドキュメント内の 1 つまたは複数のデザイン オブジェクトのプロパティを確認し、編集することができます。類似オブジェクトの検索(Find Similar Objects)ダイアログと組み合わせて使用することで、同じ種類の複数のオブジェクトを 1 か所で簡単に変更できます。
注釈
- ラインは、純粋な描画オブジェクトです。回路図上の 2 点間を電気的に接続するには、ワイヤ オブジェクトを使用します。