PCB 印刷出力プロパティ

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PCB 印刷出力プロパティ(PCB Printout Properties)ダイアログ。

概要

このダイアログを使用すると、設計者は、基板から生成される印刷ベースの特定のドキュメントに必要な印刷出力を定義および管理できます。

アクセス

このダイアログには、次のいずれかの場合にアクセスできます。

  • ドキュメント タイプの関連する印刷プロパティダイアログ(関連するページ設定(Page Setup)コントロールを使用してアクセス)で、詳細設定(Advanced)ボタンをクリックします。
  • 印刷プレビュー(Print Preview)ダイアログを右クリックし、コンテキスト メニューからコンフィギュレーション(Configuration)コマンドを選択します。
  • PCB サポート対象印刷出力タイプのエントリが選択された状態で(PCB 3D 印刷を除く)、プロジェクト オプション(Project Options)ダイアログのデフォルト印刷の設定(Default Prints)タブで、設定(Configure)ボタンをクリックします。

オプション/コントロール

メイン グリッド

ダイアログのこのメイン領域には、設定済みの印刷出力がグリッドで表示されます。グリッドは、次の 3 つの列で構成されています。

  • 印刷出力 & レイヤ(Printouts & Layers) - この列には、現在定義されている印刷出力とその構成レイヤが一覧表示されます。次の印刷出力ベースのエンティティがサポートされています。
    • 印刷出力 - 標準の印刷出力。必要なレイヤを使用して手動で設定されます。
    • 印刷出力セット - 指定したクラスのレイヤごとに生成された印刷出力のセットで設定されます。各印刷出力は、そのクラス内の 1 つのレイヤで設定されます。
    • ドリル印刷出力セット - 既存のドリル ペアごとに生成された印刷出力のセットで設定されます。レイヤ スタックによって決定されたドリル レイヤが含まれます。各印刷出力は、セットに対して指定したように、ドリル レイヤ(ドリル図面またはドリル ガイド)で設定されます。
標準の印刷出力は、標準レイヤまたはレイヤ クラス(あるいはその両方)で設定されます。印刷出力セットまたはドリル印刷出力セットは、繰り返しレイヤで設定されます。
標準の印刷出力の名前は、グリッドで直接変更できます。印刷出力の名前を 1 回クリックして定位置編集にアクセスし、必要に応じて新しい名前を入力します。
  • コンポーネントを含める(Include Components) - この列では、関連する印刷出力/印刷出力セットに含まれるコンポーネントを制御できます。上側のコンポーネント、下側のコンポーネント、または両側のコンポーネントです。
  • 印刷出力オプション(Printout Options) - この列では、関連する印刷出力/印刷出力セットに関する追加オプションを制御できます。穴を表示するかどうか、またはレイヤをミラーリングするかどうか(あるいはその両方)です。
印刷出力/印刷出力セット内の複数のエントリ、または印刷セット全体の中の複数の印刷出力/印刷出力セットを、標準の複数選択手法(Ctrl + クリックおよび Shift + クリック)を使用して選択できます。

次のコマンドのリストを、ダイアログ内の任意の場所からアクセスする右クリック メニューで使用できます。

  • ファイナル印刷を作成(Create Final) - ソース PCB ドキュメントの完全な定義済みの最終アートワーク印刷セットをすばやく作成するには、このコマンドを使用します。
  • 合成印刷を作成(Create Composite) - ソース PCB ドキュメントの定義済みのマルチレイヤ合成印刷をすばやく作成するには、このコマンドを使用します。
  • パワープレーン印刷を作成(Create Power-Plane Set) - ソース PCB ドキュメントの定義済みのパワープレーン図面をすばやく作成するには、このコマンドを使用します。
  • マスク印刷を作成(Create Mask Set) - ソース PCB ドキュメントの定義済みのソルダー/ペースト マスク図面をすばやく作成するには、このコマンドを使用します。
  • ドリルマップ図面を作成(Create Drill Drawings) - ソース PCB ドキュメントのドリル図面とガイドの定義済みのセットをすばやく作成するには、このコマンドを使用します。
  • 実装図を作成(Create Assembly Drawings) - ソース PCB ドキュメントの定義済みのアセンブリ図面をすばやく作成するには、このコマンドを使用します。
  • 合成ドリルガイドを作成(Create Composite Drill Guide) - ソース PCB ドキュメントの定義済みの合成ドリル図面をすばやく作成するには、このコマンドを使用します。
  • 印刷出力を挿入(Insert Printout) - 現在設定中の印刷ベースの出力について新しい標準の印刷出力を挿入するには、このコマンドを使用します。印刷出力は、現在フォーカスしている印刷出力/印刷出力セットのすぐ上に追加されます。
フォーカスしている印刷出力は、点線の外枠がある、グリッドで選択しているエントリに関連付けられた印刷出力です。
  • 印刷出力セットを挿入(Insert Printout Set) - 現在設定中の印刷ベースの出力について新しい印刷出力セットを挿入するには、このコマンドを使用します。印刷出力セットは、現在フォーカスしている印刷出力/印刷出力セットのすぐ上に追加されます。
  • ドリル印刷出力セットを挿入(Insert Drill Printout Set) - 現在設定中の印刷ベースの出力について新しいドリル印刷出力セットを挿入するには、このコマンドを使用します。ドリル印刷出力セットは、現在フォーカスしている印刷出力/印刷出力セットのすぐ上に追加されます。
  • レイヤを挿入(Insert Layer) - フォーカスしている印刷出力/印刷出力セットに新しいレイヤを挿入するには、このコマンドを使用します。レイヤのプロパティ(Layer Properties)ダイアログが表示され、基板に対して使用されているすべてのレイヤのリストから選択できます。レイヤは、その印刷出力/印刷出力セット内のフォーカスしているエントリのすぐ上に追加されます。
フォーカスしているレイヤは、点線の外枠がある現在選択しているレイヤです。レイヤの追加時
  • レイヤ クラスを挿入(Insert Layer Class) - フォーカスしている印刷出力/印刷出力セットにレイヤのクラス全体を挿入するには、このコマンドを使用します。Layer Class Properties ダイアログが表示され、(オブジェクト クラス エクスプローラ(Object Class Explorer)ダイアログに反映されているように)基板に対して定義されている既存のすべてのレイヤ クラスのリストから選択できます。レイヤ クラスは、その印刷出力/印刷出力セット内のフォーカスしているエントリのすぐ上に追加されます。
  • 上へ移動(Move Up) - フォーカスしているエントリを印刷出力/印刷出力セット内で上へ移動するには、このコマンドを使用します。または、フォーカスしている印刷出力/印刷出力セットを印刷セット全体の中で上へ移動します。
  • 下へ移動(Move Down) - フォーカスしているエントリを印刷出力/印刷出力セット内で下へ移動するには、このコマンドを使用します。または、フォーカスしている印刷出力/印刷出力セットを印刷セット全体の中で下へ移動します。
  • 削除(Delete) - 関連する親印刷出力/印刷出力セットから選択したエントリを削除するには、または現在設定中の印刷セット全体から選択した印刷出力/印刷出力セットを削除するには、このコマンドを使用します。削除の確認を求められます。
印刷出力/印刷出力セットからすべてのエントリを削除することや、印刷セット全体からすべての印刷出力/印刷出力セットを削除することはできません。
  • プロパティ(Properties) - フォーカスしているエントリがレイヤ、繰り返しレイヤ、レイヤ クラス、印刷出力、印刷出力セット、ドリル印刷出力セットのいずれであるかに応じて、レイヤのプロパティ(Layer Properties)ダイアログ、Iterated Layer Properties ダイアログ、Layer Class Properties ダイアログ、印刷出力プロパティ(Printout Properties)ダイアログ、Printout Set Properties ダイアログ、またはDrill Printout Properties ダイアログにアクセスするには、このコマンドを使用します。
それぞれのダイアログには、レイヤ、繰り返しレイヤ、レイヤ クラス、印刷出力、印刷出力セット、またはドリル印刷出力セットのエントリをダブルクリックしてアクセスすることもできます。
  • プリファレンス(Preferences) - すべての印刷セットに適用されるグローバル オプションを定義できる PCB 印刷プリファレンス(PCB Print Preferences)ダイアログにアクセスするには、このコマンドを使用します。
PCB 印刷プリファレンス(PCB Print Preferences)ダイアログには、ダイアログの左下にあるプリファレンス(Preferences)ボタンをクリックしてアクセスすることもできます。

デジグネータ印刷設定

ダイアログのこの領域のコントロールを使用して、印刷出力に含まれるデジグネータ情報のタイプを指定します。Print Phyiscal Designators または Print Logical Designators を選択します。

印刷する領域

ダイアログのこの領域のコントロールを使用して、印刷する基板領域を決定します。以下から選択します。

  • シート全体(Entire Sheet) - 基板全体を印刷します。
  • 特定領域(Specific Area) - 定義した領域のみを印刷します。このオプションを有効にすると、次のコントロールを使用できるようになります。
    • 左下隅(Lower Left Corner) X/Y - これらのフィールドを使用して、必要な印刷領域の左下隅の X および Y 座標を定義します。
    • 右上隅(Upper Right Corner) X/Y - これらのフィールドを使用して、必要な印刷領域の右上隅の X および Y 座標を定義します。
    • 定義(Define) - 必要な印刷領域をワークスペースで直接定義するには、このボタンをクリックします。ワークスペースが表示され、クリックして領域の対角線上の 2 つの隅を定義します。選択した位置の座標が PCB 印刷出力プロパティ(PCB Printout Properties)ダイアログの該当するフィールドに入力されます。

追加のボタン

  • プリファレンス(Preferences) - PCB 印刷プリファレンス(PCB Print Preferences)ダイアログにアクセスするには、このボタンをクリックします。このダイアログを使用して、印刷可能な各レイヤの色や、メカニカル レイヤが自動的に印刷出力に含まれるかどうかなど、印刷出力関連のプリファレンスを定義します。

 

アクティブ ドキュメント内の選択したテキストや画像に関する問題を報告します。