バス範囲の構文エラー
親カテゴリ: バスに関連する違反
デフォルトのレポート モード:
概要
この違反は、バスが関連付けられているネットの構文が誤って指定された場合に発生します。
通知
回路図でコンパイラ エラーや警告を表示するように設定している場合は、違反オブジェクトの下に色付きの波線が表示されます(この設定は、プリファレンス(Preferences)ダイアログの回路図(Schematic) - コンパイラ(Compiler)ページで行います)。通知は、次のフォーマットでメッセージ(Messages)パネルにも表示されます。
Bus range syntax error <NetName> at <Location>
,
ここで、
NetName
は、違反バス オブジェクトが関連付けられている親ネットの名前です。
Location
は、違反バス オブジェクトの電気的ホットスポットの X,Y 座標です。
解決方法に関する推奨事項
メッセージ(Messages)パネルで違反を選択した状態で、パネルの詳細(Details)領域を使用すると、バス構文が誤って定義された違反ネット識別子(例: ネット ラベル、ポート、シート エントリなど)に対するクロス プローブをすばやく実行できます。正しい構文のフォーマットは次のいずれかです。
NetName[LowerIndex..UpperIndex]
NetName[UpperIndex..LowerIndex]
たとえば、2 つの構成ネット A0
および A1
があるバスについて考えます。この場合のバス構文は A[0..1]
または A[1..0]
である必要があります。誤った構文の例は次のとおりです。A[0.1]
、A[1-0]
、A[0,1]
、A[..1]
、A[0..]
。