重複するサブ部品を含むコンポーネント
親カテゴリ: コンポーネントに関連する違反
デフォルトのレポート モード:
概要
この違反は、マルチ部品のコンポーネント インスタンスの同じ部品が、1 つの回路図デザインに複数回配置された場合に発生します。例として、74HC32
コンポーネントを配置し、そのデジグネータを U9
としましたが、このコンポーネントの部品 1 のインスタンスを誤って 2 つ配置したため、デザイン内の U9A
のインスタンスが 2 つになった場合を挙げることができます。
通知
回路図でコンパイラ エラーや警告を表示するように設定している場合は、違反オブジェクトの下に色付きの波線が表示されます(この設定は、プリファレンス(Preferences)ダイアログの回路図(Schematic) - コンパイラ(Compiler)ページで行います)。通知は、次のフォーマットでメッセージ(Messages)パネルにも表示されます。
Component
<ComponentName> has duplicate sub-parts at
<Location1> and
<Location2>
ここで、
ComponentName は、デジグネータおよびライブラリ参照に関する違反コンポーネントの名前です。
Location1 は、特定のサブ部品の最初のインスタンスの X,Y 座標です。
Location2 は、特定のサブ部品の重複するインスタンスの X,Y 座標です。
解決方法に関する推奨事項
必要に応じて、違反する部品の部品番号を変更します。これは、次の方法のいずれかで実現できます。
- 部品のコンポーネント プロパティ(Component Properties)ダイアログにアクセスし、ダイアログのプロパティ(Properties)領域にある矢印ボタンを使用して部品番号を変更します。
- (部品を右クリックしたときに)パートに対する操作(Part Actions)サブメニューから使用できる、パートナンバーをインクリメント(Increment Part Number)コマンドを使用します。