コンポーネント表示モードでの余分なピンの検出
親カテゴリ: コンポーネントに関連する違反
デフォルトのレポート モード:
概要
この違反は、部品のいずれかの表示モードで余分なピンが検出された場合に発生します。
通知
回路図でコンパイラ エラーや警告を表示するように設定している場合は、違反オブジェクトの下に色付きの波線が表示されます(この設定は、プリファレンス(Preferences)ダイアログの回路図(Schematic) - コンパイラ(Compiler)ページで行います)。通知は、次のフォーマットでメッセージ(Messages)パネルにも表示されます。
Extra Pin
<Identifier> in
<DisplayMode> of part
<PartName>
ここで、
Identifier は、該当するピンを識別するために使用されます。回路図ライブラリ ドキュメントをコンパイルする場合、識別子は PhysicalComponentName-PinDesignator のフォーマットで表示されます(例: DIP14-15)。ソース回路図またはプロジェクトをコンパイルする場合、識別子は PartDesignator-PinDesignator (Inferred) のフォーマットで表示されます(例: X1-1 (Inferred))。
DisplayMode は、余分なピンが見つかった、部品の特定のグラフィカル表示モードです。部品には、ノーマル(Normal)モード以外に、最大 255 個の代替(Alternate)モードを定義できます。
PartName は、回路図ライブラリ ドキュメントをコンパイルするかソース回路図シートまたはプロジェクトをコンパイルするかに応じて、影響を受ける部品の物理コンポーネント名またはデジグネータとなります。
解決方法に関する推奨事項
この違反は、通常、コンポーネントに対して代替グラフィカル モードが定義され、かつ、次のいずれかに該当する場合に発生します。
- ノーマル(Normal)表示モードで指定されていない余分なピンが表示に追加されています。または、
- ノーマル(Normal)表示モードで指定されたピンに対して、異なるデジグネータまたは名前(あるいはその両方)を持つピンが指定されています。
グラフィカル表示モード間でピン数が同一であるだけでなく、ピンのデジグネータと名前の両方が同一である必要があります。
ソース回路図ライブラリで、コンポーネントの違反している表示モードを表示し、余分なピンを削除します。その後、回路図シートを更新(Update Schematic Sheets)コマンドを使用して、配置されたコンポーネント インスタンスに変更を渡します。このコマンドは、SCH ライブラリ(SCH Library)パネルのコンポーネント(Components)領域に関連付けられている右クリック メニューにあります。