グローバルなパワー オブジェクトの範囲の変更
親カテゴリ: ネットに関連する違反
デフォルトのレポート モード:
概要
この違反は、ポートベースのオブジェクト(ポート、オフシート コネクタ)がパワー ポート オブジェクトに接続されている場合に発生します。パワー オブジェクトはグローバル レベル(グローバルなパワー ネットに接続)で存在できなくなり、代わりにローカル レベルのパワー ネットに変更されます。
通知
回路図でコンパイラ エラーや警告を表示するように設定している場合は、違反オブジェクトの下に色付きの波線が表示されます(この設定は、プリファレンス(Preferences)ダイアログの回路図(Schematic) - コンパイラ(Compiler)ページで行います)。通知は、次のフォーマットでメッセージ(Messages)パネルにも表示されます。
Global Power-Object
<NetName> at
<Location1> has been reduced to local level by presence of port at <
Location2>
ここで、
NetName は、パワー ポート オブジェクトが関連付けられているネットです。
Location1 は、パワー ポート オブジェクトの電気的ホットスポットの X,Y 座標です。
Location2 は、ポート オブジェクトの電気的ホットスポットの X,Y 座標です。
解決方法に関する推奨事項
この違反は、通常、パワー ポート オブジェクトが、意図されたピンまたはシート エントリではなくポートに誤って配線されている場合に発生します。ただし、このような範囲の変更を強制(および使用)することが必要となる場合があります。メッセージ(Messages)パネルで違反を選択した状態で、パネルの詳細(Details)領域を使用すると、違反オブジェクトに対するクロス プローブをすばやく実行できます。ポートとパワー ポートの間の接続が意図されたものであるかを評価し、そうでない場合は、パワー ポートを削除して、残りのポート オブジェクトを、意図された接続先に、要求されるとおりに配線します。