PCB でのペースト スペシャル
SOLIDWORKS PCB 2017 から、新たなペースト スペシャル オプションが PCB エディタに追加されました。ペースト スペシャル(Paste Special)ダイアログで、オブジェクトを現在のレイヤにペーストするか(オプションを選択)、元のレイヤを保持するか(選択解除)を選択することができます。コンポーネントがコピーされると、他のオプションも選択可能になります。デザイン全体をパネル化する場合、デジグネータを複製する(Duplicate Designator)オプションを有効にすると、各パネルでデジグネータ名を同じに維持することができます。無効にした場合は、汎用のデフォルト デジグネータ名が使用されます。ペーストされたコンポーネントが確実にコピー元のコンポーネントと同じクラスに追加されるようにするには、コンポーネント クラスに追加する(Add to Component Class)オプションを選択します。
ペースト スペシャル(Paste Special)ダイアログにアクセスするには、リボンのホーム(Home) | クリップボード(Clipboard)領域にあるペースト スペシャル(Paste Special)ボタンをクリックします。
ダイアログには、次のオプションが用意されています。
- カレント レイヤにペースト(Paste on current layer) - このオプションを有効にすると、オブジェクトが現在のレイヤにペーストされます。
- ネット名を維持する(Keep net name) - このオプションを有効にすると、オブジェクトの元のネット名が維持されます。
- デジグネータを複製する(Duplicate designator) - このオプションを有効にすると、デジグネータが自動的に増加することなく、同じデジグネータでコンポーネントがペーストされます。
- コンポーネント クラスに追加する(Add to component class) - このオプションを有効にすると、ペーストされたコンポーネントがソース コンポーネントと同じコンポーネント クラスに追加されます。