文字列
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概要
文字列(String)ダイアログを使用すると、設計者は文字列を入力したり文字列プロパティを編集したりすることができます。文字列は、詳細や人が判読できる情報を追加するために使用されるだけでなく、PCB 設計の標準要素でもあります。また、これらは機械で判読可能な情報をバーコードとして追加するためにも使用されます。
アクセス
このダイアログは、配置中に TAB キーを押すことでアクセスできます。
配置後には、次の方法でダイアログにアクセスできます。
- 配置されたオブジェクトをダブルクリックします。
- オブジェクトにカーソルを置き、右クリックして、コンテキスト メニューからプロパティ(Properties)を選択します。
オプション/コントロール
- 幅(Width) - 文字列の幅を指定します。
- 高さ(Height) - 文字列の高さを指定します。
- 回転(Rotation) - 文字列の回転を指定します。最小角度解像度は 0.001° です。
- 場所 X(Location X)/Y - 文字列の位置を指定します。
プロパティ
- テキスト(Text) - この文字列の内容を入力します。このソフトウェアでは、PCB 設計のプレースホルダーまたはレイヤ名、穴の数、凡例などのシステムベースの情報として機能する、定義済みの一連の特殊文字列もサポートされています。特殊文字列はドロップダウンから選択できます。特殊文字列の詳細については、文字列オブジェクトに関する項目を参照してください。
- レイヤ(Layer) - 文字列を配置するレイヤを指定します。
- ロック(Locked) - 文字列をロックするには、このオプションを有効にします。
- ミラー(Mirror) - 文字列をミラーリングするには、このオプションを有効にします。
- フォント(Font) - 必要なフォント スタイルを選択するには、このフィールドに関連付けられたドロップダウンを使用します。ダイアログの下部セクションには、選択したスタイルに基づく別のオプションが表示されます。サポートされているスタイルは次のとおりです。
- TrueType フォント(TrueType Font) - この PC にインストールされているすべての Windows TrueType フォントにアクセスできます。
- BarCode Text - Code 39 と Code 128 の 2 つのタイプのバーコードにアクセスできます。
TrueType フォントを選択
- フォント名(Font Name) - 使用する TrueType フォントをフォント名(Font Name)リストから選択します。TrueType および OpenType フォントは、\Windows\Fonts フォルダにあります(OpenType は TrueType のスーパーセットです)。リストには、検出された(かつ一意の名前を持つ)ルート フォントのみが含まれていることに留意してください。たとえば、Arial と Arial Black は表示されますが、Arial Bold や Arial Bold Italic などは表示されません。
- 太字(Bold) - 文字列を太字にするには、このオプションを使用します。
- イタリック(Italic) - 文字列をイタリックにするには、このオプションを使用します。
- 反転(Inverted) - テキストを反転表示させ、テキストを囲む境界のサイズを制御するには、このオプションを使用します。
- 反転した境界(Inverted Border) - 反転四角形を使用(Use Inverted Rectangle)オプションが無効な場合はこのフィールドが表示され、ここで境界のサイズ(文字列の端から境界の端までの距離)を定義します。
- 反転四角形を使用(Use Inverted Rectangle) - 境界の四角形のサイズを正確に定義して、テキスト文字列がその中に配置される位置を制御できるようにするには、このオプションを有効にします。
- サイズ(幅/高さ)(Size (Width/Height)) - 境界の四角形の幅と高さ。
- 基準位置(Justification) - 境界の四角形内の文字列の位置。
- 反転済みテキストのオフセット(Inverted Text Offset) - 基準とするエッジ/コーナーから文字列をオフセットする量。中心(Center)基準モードが選択されている場合は、影響を及ぼしません。
バーコード テキストを選択
- タイプ(Type) - 使用するバーコード ISO コーディングを選択します。
- Code 39 - 米国国防総省標準バーコード。一般的に、Code 3 of 9 と呼ばれます。自動車業界でも使用されます。
- Code 128 - 国際取引上の識別コードの標準バーコード。ASCII 128 文字セットのいずれもサポートします(すべての数字、文字、および句読点)。
- レンダリング モード(Render Mode) - バーコード表示のレンダリング モードを選択します。最小シングルバー幅(Min Single Bar Width)または最大バーコード幅(Full BarCode Width)です。最小シングルバー幅(Min Single Bar Width)を選択した場合は、最小幅(Min Width)フィールドに幅を指定します。
- 全幅(Full Width) - バーコード全体の幅を指定します。
- 全高(Full Height) - バーコード全体の高さを指定します。
- 最小幅(Min Width) - バーコードの最小幅を指定します。このフィールドは、レンダリング モード(Render Mode)が最小シングルバー幅(Min Single Bar Width)に設定されている場合のみ使用可能です。
- フォント名(Font Name) - テキストを表示(Show Text)オプションが有効になっている場合に表示されるバーコード テキストのフォントを選択します。
- 左/右マージン(Left/Right Margin) - 反転(Inverted)オプションが有効になっている場合、バーコードのすべての辺の周りにマージンまたは境界が追加されます。このフィールドは左端と右端のマージンのサイズを定義します。
- 上/下マージン(Top/Bottom Margin) - 反転(Inverted)オプションが有効になっている場合、バーコードのすべての辺の周りにマージンまたは境界が追加されます。このフィールドは上端と下端のマージンのサイズを定義します。
- テキストを表示(Show Text) - バーコードの生成元である実際のテキスト文字列を表示します(テキスト(Text)フィールドに入力された文字列)。
- 反転(Inverted) - バーが反転表示され、4 つすべての辺に境界が追加されます。
特殊文字列
文字列オブジェクトは、現在の PCB レイヤにユーザー定義のテキストを配置するだけでなく、デザイン、システム、またはユーザー情報を PCB に表示するためにも使用できます。このことは、特殊文字列と呼ばれる、先頭に .(ドット)文字を付けた事前定義済み文字列を配置することによって行います。特殊文字列の詳細については、文字列オブジェクトのページを参照してください。