テキスト フレーム
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配置されたテキスト フレーム。
概要
テキスト フレームは非電気的描画プリミティブです。テキスト情報を含める回路図の領域を定義するために使用します。フレームは、複数行のテキストを含めて、テキストを自動的に折り返しおよびクリップしてフレームの境界内に維持できる、サイズ変更可能な四角形の領域です。
入手性
テキスト フレームは、回路図エディタと回路図ライブラリ エディタの両方で配置できます。
- 回路図エディタ - メイン メニューからホーム（Home） | グラフィック要素（Graphical Elements） |
をクリックします。 - 回路図ライブラリ エディタ - メイン メニューからホーム（Home） | 配置（Place） | をクリックします。
配置
コマンドを起動すると、カーソルが十字に変わり、テキスト フレームの配置モードが開始されます。配置は、次の一連の操作を実行して行います。
- カーソルで位置を決定し、クリックするか、Enter キーを押して、テキスト フレームの最初のコーナーを固定します。
- カーソルを移動してテキスト フレームのサイズを調整し、クリックするか、Enter キーを押して、配置を完了します。
- さらにテキスト フレームの配置を続行します。または、右クリックするか、Esc キーを押して配置モードを終了します。
配置中（テキスト フレームがまだカーソル上にフローティングしており、その最初のコーナーが固定される前）に実行できるその他の操作は次のとおりです。
- Tab キーを押して、関連するプロパティ ダイアログにアクセスします。ダイアログでは、テキスト フレームのプロパティをその場で変更できます。
- Alt キーを押して、最初の移動方向に応じて、移動を水平軸方向または垂直軸方向に制限します。
- スペースバーを押して、テキスト フレームを反時計回りに回転します。時計回りに回転するには、Shift + スペースバーを押します。90° ずつ回転します。
- X または Y キーを押して、テキスト フレームをそれぞれ X 軸または Y 軸に沿ってミラーリングします。
グラフィック エディット
この編集方法では、配置されたテキスト フレーム オブジェクトをワークスペース内で直接選択し、そのサイズ、形状、または場所をグラフィカルに変更することができます。
テキスト フレーム オブジェクトを選択すると、次の編集ハンドルを使用できます。
選択されたテキスト フレーム。
- A をクリックしてドラッグし、テキスト フレームの垂直方向と水平方向のサイズを同時に変更します。
- B をクリックしてドラッグし、テキスト フレームの垂直方向と水平方向のサイズを別々に変更します。
- 編集ハンドルから離れて、テキスト フレーム上の任意の場所をクリックし、ドラッグして再配置します。ドラッグ中に、テキスト フレームを回転したり（スペースバー/Shift + スペースバー）、ミラーリングしたりすることができます（X または Y キーを押して、それぞれ X 軸または Y 軸に沿ってミラーリングします）。
次の方法でテキスト フレームのテキストの内容を定位置で編集できます。
- テキスト フレームを 1 回クリックして選択します。
- もう一度クリックして（または Enter キーを押して）定位置編集モードを開始します。2 回のシングルクリックを 1 回のダブルクリックと解釈されないように、クリックごとに十分な時間を取る必要があります（ダブルクリックの場合はテキスト フレームのプロパティ ダイアログが開きます）。
- 定位置のテキストの編集を完了するには、テキスト フレーム以外の場所をクリックするか、緑のチェックマークの付いたボタン（
）を押します。加えられた変更が不要であると判断した場合は、赤のバツ印が付いたボタン（
）を押して、変更を破棄します。
定位置編集の例（文字の折り返しを有効にした場合（上）
と無効にした場合（下））。
非グラフィカル エディット
非グラフィカル エディットには次の方法を使用できます。
関連するプロパティ ダイアログの使用
ダイアログ ページ: テキスト フレーム
この編集方法では、テキスト フレーム（Text Frame）ダイアログを使用してテキスト フレーム オブジェクトのプロパティを変更します。
テキスト フレーム（Text Frame）ダイアログ。
このダイアログは、配置中に Tab キーを押すことでアクセスできます。
配置後には、次のいずれかの方法でダイアログにアクセスできます。
- 配置されたテキスト フレーム オブジェクトをダブルクリックします。
- テキスト フレーム オブジェクトにカーソルを置き、右クリックして、コンテキスト メニューからプロパティ（Properties）を選択します。
テキスト（Text）フィールドに関連付けられた変更（Change）ボタンをクリックすると、TextFrame Text ダイアログが表示されます。ここから、必要に応じてフレームにテキストを入力できます。
関連する TextFrame Text ダイアログを使用したテキストの入力。
テキストの折り返しおよびクリップ
メインのテキスト フレーム（Text Frame）ダイアログには、折り返す（Word Wrap）オプションに加えて、エリアに合わせてクリップ（Clip to Area）オプションがあります。このオプションは、文字の折り返しが無効になっているときに機能します。このオプションが有効の場合は、テキストがフレームの境界内に保持されます。無効にすると、テキストがフレームを越えて回路図シート上まで表示されます。
文字の折り返しとクリップの効果の例。
テキスト マージンの指定
テキスト フレーム（Text Frame）ダイアログのテキスト マージン（Text margin）プロパティを使用して、現在のフレームの左、上、右および下のマージンに等しく適用する単一の値を指定します。
テキスト マージン（Text margin）設定が 20（デフォルトの DXP 単位。200mil に等しい）のテキスト フレームの例。
テキスト フレーム内で直接その場でテキストを編集する場合は（TextFrame Text ダイアログを使用するのではなく）、定義されたマージンは表示されません。これらは、編集が完了し、テキストの変更が適用された後で再適用されます。
その場でテキストをグラフィカルに変更している間は、マージンは表示されません。
インスペクタ パネルの使用
パネル ページ: SCH インスペクタ、SCHLIB インスペクタ
インスペクタ パネルを使用すると、デザイナーは、アクティブなドキュメント内の 1 つまたは複数のデザイン オブジェクトのプロパティを確認し、編集することができます。類似オブジェクトの検索（Find Similar Objects）ダイアログと組み合わせて使用することで、同じ種類の複数のオブジェクトを 1 か所で簡単に変更できます。
注釈
- テキスト フレームは、回転したり、X 軸または Y 軸に沿ってミラーリングしたりすることができますが、これによってその中のテキストの向きが影響を受けることはありません。
- 単純な 1 行のテキストのアノテーションの場合は、テキスト文字列オブジェクトを使用することを検討してください。