グリッド

親ページ: コマンド


グリッド(Grids)コマンドのオプション。

概要

グリッド コマンドを使用すると、ワークスペースの効率性を必要なときにいつでも最大限活用できます。  表示グリッドのオンとオフを切り替えたり、スナップ グリッドを上書きするようにエレクトリカル グリッドを設定したり、スナップ グリッドの大きさ順次を切り替えたり、スナップ グリッド設定を調整したりできます。コマンドには、ホット キーまたは回路図エディタの右クリック メニューから簡単にアクセスして実行できます。

詳細

スナップ グリッドの設定

スナップ グリッドは、回路図デザイン オブジェクトを配置または移動するときにカーソルがロックされるグリッドです。会社の要件とデザインで使用されているコンポーネントの両方に適したスナップ グリッドを選択することが重要です。デフォルトのスナップ グリッドは mil 単位になり、すべての Altium コンポーネントが 100 mil グリッド上にピンを配置するように設計されています。

スナップグリッドの設定(Set Snap Grid)コマンドを使用して、Choose a Snap Grid Size ダイアログを開きます。デザイナーは、ここでスナップ グリッドの異なる間隔のサイズをすばやく設定できます。スナップ グリッドでは、その定義されたグリッド上の最も近い位置にカーソルが引き寄せられます。詳細については、このダイアログのページを参照してください。

回路図シートにオブジェクトを配置するときには、特にそうしない理由がある場合を除き、5 や 10 などの比較的粗いグリッドを使用することが適切です。

スナップ グリッドの切り替え

コンポーネント、配線、デジグネータなどを簡単に配置または調整するために、スナップ グリッド設定を順番に切り替えます。

次の方法を使用して、スナップ グリッド切り替えコマンドを実行します。

  • g キーを押します。
  • ワークスペースを右クリックして、グリッド(Grids) » スナップグリッド切り替え(Cycle Snap Grid)を選択します。

次のアニメーションでは、スナップ グリッドが 10 の場合のカーソルの動作を確認できます。g キーを 1 回押すと 1 に切り替わり、このとき、エレクトリカル グリッドが有効になって、カーソルがピンの端に引き寄せられることに注意してください(エレクトリカル グリッドはアニメーション用に 80 mil に構成されています)。ワイヤを配置しているときに、g キーを 2 回押すと、スナップ グリッドが 10 に戻ります。

文字列など、グリッドに依存しないオブジェクトを簡単に配置できるようにするには、デジグネータ文字列を移動する場合のアニメーションの最後に示されているように、Ctrl キーを押して、グリッドを一時的に 1 に変更します。


g キーを押すと、プリセット グリッドが順番に切り替わります。エレクトリカル グリッドでは、カーソルがピンの端に引き寄せられます。Ctrl キーを使用すると、スナップ グリッドを一時的に禁止することができます。

スナップ グリッドを 1 から 5、5 から 10 に少しずつ大きくすることも、この逆の順序で切り替えることもできます。これにより、必要に応じて、より簡単に前のスナップ グリッド設定に戻ることができます。

次の方法を使用して、スナップ グリッド切り替え(逆順)コマンドを実行します。

  • 同時に Shift + g を押します。
  • ワークスペースを右クリックして、グリッド(Grids) » スナップグリッド切り替え(逆順)(Cycle Snap Grid (Reverse))を選択します。
スナップ グリッド設定を切り替えると、デフォルトのスナップ グリッドのサイズが 1、5、または 10 にリセットされます。

表示グリッドの切り替え

表示グリッドは視覚的に表示されることを目的として設計されています。これは、回路図シートに表示されるグリッドです。表示グリッドは、十分な表示スペースが確保されるズーム レベルを使用する限り、線または点のいずれかで常に表示されます。表示グリッドの色および線/点の選択は、プリファレンス(Preferences)ダイアログの回路図(Schematic)- グリッド(Grids)タブで行います。カーソルはこのグリッドにはロックされません。必要に応じて、表示グリッドのオンとオフを切り替えることができます。

次の方法を使用して、表示グリッド切り替えコマンドを実行します。

  • Ctrl + Shift + g を押します。
  • ワークスペースを右クリックして、グリッド(Grids) » 表示グリッド(Toggle Visible Grid)を選択します。

エレクトリカル グリッドの切り替え

接続の作成を簡易化するために、スナップ グリッドを上書きするようにエレクトリカル グリッドを切り替えることができます。エレクトリカル グリッドはスナップ グリッドよりも優先され、カーソルを現在のエレクトリカル グリッドの範囲内に置くと、最も近い電気的ホットスポット(ピンの端など)にカーソルが引き寄せられます。

次の方法を使用して、エレクトリカル グリッド切り替えコマンドを実行します。

  • Shift + E を押します。
  • ワークスペースを右クリックして、グリッド(Grids) » エレクトリカル グリッド切り替え(Toggle Electrical Grid)を選択します。

 

 

 

 

 

アクティブ ドキュメント内の選択したテキストや画像に関する問題を報告します。