ネットラベル

変更日: 2017 年 10 月 24 日

その他の関連リソース

ネットラベル（Net Label）ダイアログ。

概要

このダイアログを使用すると、設計者はネットラベルオブジェクトのプロパティを指定できます。ネットラベルを使用すると、ネットにわかりやすい識別子が提供されるだけでなく、回路上のポイント同士を実際に物理的な配線を行うことなく接続できるようになります。

配置されたネットラベルオブジェクトを直接ワークスペース内でグラフィカルに変更する方法については、グラフィカルエディットを参照してください。

配置中にネットラベル（Net Label）ダイアログにアクセスするには、Tab キーを押します。

配置後には、次のいずれかの方法でダイアログにアクセスできます。

色（Color） - 標準の色を選択（Choose Color）ダイアログを使用し、色サンプルをクリックして、ラベルのテキストに使用する色を変更します。
位置 X（Location X）/Y - ネットラベルの接続点（電気的ホットスポット）の現在の X（水平）および Y（垂直）座標。ネットラベルの位置を水平平面または垂直平面（あるいはその両方）で変更するには、これらの値をそれぞれ編集します。
向き（Orientation） - ネットラベルの方向を、水平を基準とし、反時計回りで指定します。指定可能なオプションは次のとおりです。0 度（0 degrees）、90 度（90 degrees）、180 度（180 degrees）、270 度（270 degrees）。

ネット（Net） - このフィールドには、ネットラベルに関連付けられているネットの名前が表示されます。ネットラベルを電気オブジェクトに配置すると、そのオブジェクトがここで指定されたネットに割り当てられます。必要なネットの名前を直接入力するか、フィールドの関連するドロップダウンを使用して、アクティブな回路図シートで定義されているその他すべてのネットラベルおよびポートから、現在定義されているすべての名前のリストにアクセスします。
フォント（Font） - このコントロールには、2 つの役割があります。1 つ目は、現在選択されている（関連するネット名のテキストに適用される）フォントのフォント名（Font Name）、フォントサイズ（Font Size）およびフォントのスタイル（Font Style）を反映することです。2 つ目は、クリックされたときに、必要に応じてフォントを変更するために使用できる、標準のフォント（Font）ダイアログへのアクセスを提供することです。

有効になっている場合は、効果も表示されます（取り消し線（Strikeout）、下線（Underline））。フォントスタイルに並（Regular）が使用されている場合、これはコントロールの文字列に視覚的には表示されません。

ロック（Locked）プロパティが有効になっているオブジェクトを選択したり、グラフィカルに編集したりすることはできません。オブジェクトをグラフィカルに編集するには、ロックされたオブジェクトを直接ダブルクリックし、ロック（Locked）プロパティを無効にします。