No ERC

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No ERC ダイアログ。

概要

このダイアログを使用すると、設計者は No ERC オブジェクトのプロパティを指定できます。No ERC マーカーは、回路図プロジェクトのコンパイル時に検出され、レポートされたすべての警告およびエラーの違反の状態を抑制するために、回路内のノードに配置されます。回路内の特定の場所で、警告が生成されることがわかっているエラーのチェック(未接続のピンなど)を意図的に抑制しながら、回路の残りの部分の包括的なチェックを実行する場合に、このダイアログを使用します。

No ERC マーカーは、その場所の変更を除いて、グラフィカルに変更することはできません。No ERC マーカーを移動するには、クリックしたまま新しい場所にドラッグします。

アクセス

配置中に No ERC ダイアログにアクセスするには、Tab キーを押します。

配置後には、次のいずれかの方法でダイアログにアクセスできます。

  • 配置された No ERC オブジェクトをダブルクリックします。
  • No ERC オブジェクトにカーソルを置き、右クリックして、コンテキスト メニューからプロパティ(Properties)を選択します。

オプション/コントロール

  • 向き(Orientation) - マーカーの方向を、水平を基準とし、反時計回りで指定します。指定可能なオプションは次のとおりです。0 度(0 degrees)90 度(90 degrees)180 度(180 degrees)270 度(270 degrees)
  • 記号(Symbol) - マーカーに使用するシンボルを指定します。No ERC マーカーは、さまざまなスタイルをサポートしており、任意の色で表示できます。この機能は、回路内のその位置の設計意図を反映するために使用します。サポートされているシンボルは次のとおりです。細い十字(Thin Cross)太い十字(Thick Cross)小さい十字(Small Cross)チェック ボックス(Check Box)、および三角形(Triangle)
  • 色(Color) - 標準の色を選択(Choose Color)ダイアログを使用し、色サンプルをクリックしてマーカーの色を変更します。
  • 場所 X(Location X)/Y - マーカーの境界矩形の中心点の現在の X(水平)および Y(垂直)座標。マーカーの位置を水平平面または垂直平面(あるいはその両方)で変更するには、これらの値をそれぞれ編集します。
  • ロック(Locked) - マーカーのグラフィカルな編集を禁止するには、このオプションを有効にします。
ロック(Locked)プロパティが有効になっているオブジェクトを選択したり、グラフィカルに編集したりすることはできません。オブジェクトをグラフィカルに編集するには、ロックされたオブジェクトを直接ダブルクリックし、ロック(Locked)プロパティを無効にします。

 

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