アセンブリ テストポイント レポートのサポート

パッドまたはビアは、それぞれのパッド(Pad)またはビア(Via)ダイアログでアセンブリ テストポイント オプションのいずれかが有効になっている場合に、アセンブリ テストポイントにすることができます。このリリースでは、アセンブリ テストポイント レポートを生成する機能が追加されました。新しいテストポイント レポート(Test Point Report)コマンドが実行されると、ソフトウェアはアセンブリ テストポイント オプションが有効になっている各パッドおよびビアを識別し、生成されるアセンブリ テストポイント レポート ファイルにそのパッド/ビアの位置を出力します。

アクセス

テストポイント レポートは、次の 2 つの方法のいずれかで生成できます。

  • 出力(Outputs) | アセンブリ(Assembly) | テストポイント レポート(Test Point Report)を使用してアクティブな PCB ドキュメント内から直接アセンブリ テストポイント設定(Assembly Testpoint Setup)ダイアログを開きます。ダイアログで OK をクリックするとすぐに出力が生成されます。
  • 出力ファイルを生成(Generate output files)ダイアログ(プロジェクト(Project) | プロジェクト アクション(Project Actions) | 出力を生成(Generate outputs))を使用してプロジェクトの出力を生成する場合。

レポートの設定

テストポイント レポートの設定は、アセンブリ テストポイント設定(Assembly Testpoint Setup)ダイアログで実行します。このダイアログには、アクティブな PCB から直接アクセスするか、出力ファイルを生成(Generate output files)ダイアログのテストポイント レポート(Test Point Report)エントリに関連付けられている設定(Configure)コントロールをクリックします。
 
 
このダイアログを使用して、必要に応じてテストポイント レポートを設定します。アセンブリ テストポイント設定(Assembly Testpoint Setup)ダイアログのオプションとコントロールについては、以下で説明します。

オプション/コントロール

レポート フォーマット

  • テキスト(Text) - 標準テキスト形式のレポートの場合にチェックします。
  • CSV - 標準のカンマ区切り値形式の場合にチェックします。これにより Excel などのスプレッドシート アプリケーションにインポートしてさらに処理することができます。
  • IPC-D-356A - 貫通穴ビアとフリー パッドの区別だけでなく、ブラインド ビアと埋め込みビア情報を含む IPC ネットリスト ファイルの場合にチェックします。 

テスト ポイント レイヤ 

この選択により、レポートの範囲を指定できます。

  • 最上部レイヤ(Top layer) - 基板の最上部に割り当てられた有効なテストポイントを含める場合にチェックします。
  • 最下部レイヤ(Bottom layer) - 基板の最下部に割り当てられた有効なテストポイントを含める場合にチェックします。

単位

  • インチ単位(Imperial) - チェックすると、インチ単位で座標が出力されます。
  • メートル単位(Metric) - チェックすると、ミリメートル単位で座標が出力されます。

座標位置

  • 絶対原点を参照(Reference to absolute origin) - テストポイント座標の参照点として絶対原点を使用する場合に選択します。
  • 相対原点を参照(Reference to relative origin) - テストポイント座標の参照点として相対原点を使用する場合に選択します。

IPC-D-356A オプション 

ダイアログのこの領域は、IPC 形式オプションが有効な場合にのみ使用できます。
  • 隣接情報(Adjacency Information) - 短絡の可能性があるネットのリストを含める場合にチェックし、テキスト ボックスに隣接条件を入力します。
  • 基板外形(Board Outline) - 特定のネットに接続されていない外形およびその他のセグメント タイプのデータの説明を許可する場合にチェックします。ドロップダウンを使用して、目的の情報を選択します。
  • 導体トレース(Conductor Traces) - 詳細については、IPC-D-356A 仕様を参照してください。

生成したファイル

生成したすべてのテストポイント ファイルには、次の形式で名前が付けられます: Assembly Testpoint Report for 。 有効になっているレポート フォーマットに応じて、次のファイル拡張子が使用されます: .txt.CSV.IPC(これは ASCII ファイルであることに注意)。

生成したファイルの場所

生成したファイルの出力パスは、出力の生成方法によって異なります。

  • PCB から直接 - 出力パスは、プロジェクト オプション(Project Options)ダイアログのオプション(Options)タブ(プロジェクト オプション(Project Options) - オプション(Options))で指定します。デフォルトでは、出力パスは、プロジェクト ファイルが格納されているフォルダの下の、Outputs というサブフォルダに設定されています。出力パスは必要に応じて変更できます。オプション(Options)タブで、出力タイプごとに個別のフォルダを使用するオプションが有効になっている場合、テストポイント ファイルは、Test Point Output という名前のさらに下のサブフォルダに書き込まれます。
  • プロジェクト用に生成された出力 - ファイルは、プロジェクト ファイルを含むフォルダの下のサブフォルダ構造(Default Configuration\Outputs\Test Points)に生成されます。  

 

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