スナップ ガイド マネージャ

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スナップ ガイド マネージャ(Snap Guide Manager)ダイアログ。

概要

このダイアログでは、アクティブな PCB ドキュメントのすべてのスナップ ガイド線形スナップ ガイドポイント スナップ ガイドの両方(または、可能な場合は手動のスナップ ポイント))を定義および管理できる一元的な場所を設計者に提供します。

スナップ ガイドは、特に、カーソル スナップが特定の軸またはポイントに基づくようにするために、手動で配置する特別なオブジェクトで、オブジェクト/コンポーネントの配置に役立ちます。また、一般的なレイアウトまたは整列を目的とした視覚的なインジケータにもなります。配置や移動などのインターラクティブ プロセス中に、カーソルは、配置されたガイドの、そのガイドがデフォルトのスナップ グリッドと交差するポイントにスナップします。ガイドを使用して、オブジェクトを、そのオブジェクトがガイドラインに「スナップ」するまでドラッグするだけで、すばやく整列させることができます。
カーソルは、基板オプション(Board Options)ダイアログのスナップ オプション(Snap Options)領域で、線形ガイドにスナップ(Snap To Linear Guides)およびポイント ガイドにスナップ(Snap To Point Guides)オプションがそれぞれ有効になっている場合にのみ、配置された線形およびポイント スナップ ガイドにスナップします。

アクセス

このダイアログには、PCB エディタと PCB ライブラリ エディタの両方から、基板オプション(Board Options)ダイアログの下部にあるガイド(Guides)ボタンをクリックしてアクセスできます。

オプション/コントロール

  • 定義済みガイド リスト - これはダイアログのメイン領域で、現在定義されているすべてのスナップ グリッドがここに表示され、ここで管理することができます。ガイドごとに次の情報が表示されます。
    • ガイド タイプ(Guide Type) - VerticalHorizontal+45 Degrees-45 Degrees、または Snap Point のいずれかです。
    • X - ガイドが通過する、またはポイントが配置される、ワークスペース内の指定済みの x 座標(該当する場合)。
    • Y - ガイドが通過する、またはポイントが配置される、ワークスペース内の指定済みの y 座標(該当する場合)。
座標は、関連するフィールドをクリックして値を入力することで定義できます。または、使用可能な場合は、フィールドの右側にある  ボタンをクリックして、必要なポイントを PCB ワークスペース内で直接グラフィカルに指定します。
  • 色(Color) - ガイド/ポイントに使用される色。色見本をダブルクリックして標準の色を選択(Choose Color)ダイアログにアクセスし、ここで必要に応じて色を割り当てることができます。既存するすべてのガイドに同じ色を一度に適用するには、ダイアログのメイン領域の右クリック メニューで使用可能なすべてに色を設定(Set Color for All)コマンドを使用します。
  • 有効(Enabled) - ガイドをワークスペースに表示するか(選択する)しないか(選択しない)。
  • 追加(Add) - 新しいスナップ ガイドまたはスナップ ポイントを追加するには、このボタンをクリックします。必要なガイド タイプに対応するコマンドを関連メニューから選択すると、新しいガイド/ポイントのエントリがリストに追加されます。次のガイド タイプを使用できます。
    • 水平方向のガイドを追加(Add Horizontal Guide) - ワークスペース内の目的の Y 座標の位置に水平方向のガイドラインを配置するには、このコマンドを使用します。
    • 垂直方向のガイドを追加(Add Vertical Guide) - ワークスペース内の目的の X 座標の位置に垂直方向のガイドラインを配置するには、このコマンドを使用します。
    • +45 ガイドを追加(Add +45 Guide) - ワークスペース内の目的の X,Y 座標の位置を通過する 45°(y=x)のガイドラインを配置するには、このコマンドを使用します。
    • -45 ガイドを追加(Add -45 Guide) - ワークスペース内の目的の X,Y 座標の位置を通過する 45°(y=-x)のガイドラインを配置するには、このコマンドを使用します。
    • スナップ点を追加(Add Snap Point) - ポイント スナップ ガイドを配置するには、このコマンドを使用します。これは単なるホットスポットとなり、デフォルトのスナップ グリッドの制限内で、手動でマークします。オブジェクトの配置や移動などのインターラクティブ プロセス中に、そのオブジェクトのホットスポットをポイント スナップ ガイドのすぐ近くに移動すると、ポイント スナップ ガイドに「スナップ」します。
  • メニュー(Menu) - 次に示すコマンドにアクセスするには、このボタンをクリックします。これらのコマンドはすべて、定義済みガイド リストの右クリック メニューにもあります。
    • すべてに色を設定(Set Color for All) - 選択されている同じ色を使用するようにすべてのガイドおよびポイントをすばやく設定するには、このコマンドを使用します。標準の色を選択(Choose Color)ダイアログが表示され、これを使用して設定します。
    • すべて有効(All Enabled) - 定義済みのすべてのガイドおよびポイントの表示をすばやく有効にするには、このボタンを使用します(すべての有効(Enabled)オプションが選択されます)。
    • すべて無効(All Disabled) - 定義済みのすべてのガイドおよびポイントの表示をすばやく無効にするには、このボタンを使用します(すべての有効(Enabled)オプションが選択解除されます)。
    • 選択済みを切り替え(Toggle Selected) - 選択されているすべてのガイドおよびポイントの表示をすばやく切り替えるには、このボタンを使用します(リスト内の選択済みエントリの有効(Enabled)オプションのみが切り替えられます)。
    • 選択済みを削除(Delete Selected) - リスト内の現在選択されているガイドおよびポイントのすべてをすばやく削除するには、このコマンドを使用します。
    • すべて削除(Delete All) - リスト内のすべてのガイドおよびポイントをすばやく削除するには、このコマンドを使用します。
    • 選択範囲をコピー(Duplicate Selected) - リスト内の現在選択されているガイドまたはポイントをすばやくコピーするには、このコマンドを使用します。コピーされたエントリは、リストの最下部に追加されます。この操作では、既存する単一のガイドまたはポイントのみがコピーされますが、実行できるコピー操作の数に制限はありません。
    • インポート(Import) - 以前エクスポートしたガイドおよびポイントを含む PCBGuide ファイルをインポートするには、このコマンドを使用します。Load Guides ダイアログが表示されます。これを使用して、インポートする PCBGuide ファイル(*.PCBGuide)を決定します。インポートされたガイドおよびポイントは、リスト内に現在存在するガイドおよびポイントに追加されます。
    • 選択済みをエクスポート(Export Selected) - リスト内の現在選択されているガイドおよびポイントをエクスポートするには、このコマンドを使用します。Save PCBGuides ダイアログが表示されます。これを使用して、エクスポートされた PCBGuide ファイル(*.PCBGuide)の保存場所および名前を決定します。
    • すべてエクスポート(Export All) - 現在定義されているガイドおよびポイントのリストをエクスポートするには、このコマンドを使用します。Save PCBGuides ダイアログが表示されます。これを使用して、エクスポートされた PCBGuide ファイル(*.PCBGuide)の保存場所および名前を決定します。
    • 詳細情報(More Information) - ドキュメントのこのページにアクセスするには、このコマンドを使用します。

 

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