NC ドリル設定

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NC ドリル設定(NC Drill Setup)ダイアログ

概要

NC ドリル設定(NC Drill Setup)ダイアログは、NC ドリル ファイルの出力オプションを構成するために使用されます。

アクセス

このダイアログには次の方法でアクセスできます。

  • PCB ドキュメント レベルで、出力(Outputs) | 製造(Fabrication) |  をクリックします。
  • プロジェクト(Project) | プロジェクト アクション(Project Actions) |  をクリックして、出力ファイルを生成(Generate output files)ダイアログにアクセスします。NC ドリル ファイル(NC Drill Files)の右側にある設定(Configure)をクリックします。 
  • PCB または回路図ドキュメント レベルで、ホーム(Home) | プロジェクト(Project) |  » 出力を生成(Generate outputs)をクリックして、出力ファイルを生成(Generate output files)ダイアログにアクセスします。NC ドリル ファイル(NC Drill Files)の右側にある設定(Configure)をクリックします。 
出力ファイルを生成(Generate output files)ダイアログを使用して NC ドリル設定(NC Drill Setup)ダイアログにアクセスする場合は、単に NC ドリル ファイルの設定を構成するだけです。構成後に NC ドリル ファイルを生成するには、出力ファイルを生成(Generate output files)ダイアログの NC ドリル ファイル(NC Drill Files)の右側にあるボックスを選択し、生成(Generate)をクリックします。

オプション/コントロール

オプション

  • NC ドリル フォーマット(NC Drill Format) - NC ドリル出力ファイルで使用する単位とフォーマットを指定します。単位はインチまたはミリメートルです。
  • 単位
    • インチ(Inches) - このオプションを有効にすると、インチ単位が使用されます。すべての作業が mil(1/1000 インチ)単位で行われます。
    • ミリメートル(Millimeters) - このオプションを有効にすると、メートル単位が使用されます。すべての作業がミリメートル単位で行われます。
  • フォーマット
    • 2:3 - 解像度が 1 mil(1/1000 インチ)になります。
    • 2:4 - 解像度が 0.1 mil になります。 
    • 2:5 - 解像度が 0.01 mil になります。 

高い解像度のいずれかを使用する場合は、PCB メーカーがそのフォーマットをサポートしていることを確認します。2:4 および 2:5 のフォーマットは、1 mil より小さい穴がグリッドにある場合にのみ選択する必要があります。

  • 先頭/末尾のゼロ
    • 先頭と末尾のゼロを保持(Keep leading and trailing zeroes) - このオプションを有効にした場合、生成された NC ドリル ファイルでは先頭と末尾のすべてのゼロが保持されます。
    • 先頭のゼロを抑制(Suppress leading zeroes) - このオプションを有効にした場合、生成された NC ドリル ファイルでは先頭のゼロがなくなります。
    • 末尾のゼロを抑制(Suppress trailing zeroes) - このオプションを有効にした場合、生成された NC ドリル ファイルでは末尾のゼロがなくなります。
  • 座標位置 
    • 絶対原点を参照(Reference to absolute origin) - 参照点として絶対原点を使用します。
    • 相対原点を参照(Reference to relative origin) - 参照点として相対原点を使用します。
  • その他
    • 位置変更コマンドを最適化する(Optimize change location commands) - 位置変更コマンドを最適化する場合に、このオプションを選択します。
    • メッキ穴とそれ以外の穴用に別の NC ドリル ファイルを生成(Generate separate NC Drill files for plated & non-plated holes) - スルーホールと機械穴用に別のドリル ファイルを作成する場合に、このオプションを選択します。
    • ドリル スロット コマンドを使用 (G85)(Use drilled slot command (G85)) - 複数のドリル穴を使用してスロットを作成する場合に、このオプションを選択します。
    • 基板エッジ ルーター パスを生成(Generate Board Edge Rout Paths) - 別の NC ルート ファイルを作成して基板形状(基板カットアウトを含む)を定義する場合に、このオプションを選択します。
      • ルーター ツール直径(Rout Tool Dia) - 基板外形をくりぬくために使用するツール サイズを指定します。このオプションは、基板エッジ ルーター パスを生成(Generate Board Edge Rout Paths)を有効にした場合にのみ使用できます。
    • EIA バイナリ ドリル ファイル (.DRL) を生成(Generate EIA Binary Drill File (.DRL)) - .DRL ファイルを生成する場合に、このオプションを使用します。DRL は、バイナリ形式のドリル ファイルです。 

NC ドリル ファイルは、ガーバー ファイルと同じフォーマットで作成する必要があります。たとえば、ガーバー ファイルが 2:4 フォーマットを使用するように構成されている場合、対応する NC ドリル ファイルは同じフォーマットを使用する必要があります。

ガーバー ファイルが、フィルム上の座標位置が絶対原点または相対原点を使用するように設定されて生成された場合、NC ドリル ファイルが同じ原点参照を使用して生成されることが理想的です。

生成した NC ドリル ファイルの場所

生成された NC ドリル ファイルは、プロジェクトのオプション(Options for Project)ダイアログのオプション(Options)タブで指定されたフォルダに保存されます。 

 

 

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